「顔」の進化 あなたの顔はどこからきたのか
ブルーバックス B−2159
出版社名 | 講談社 |
---|---|
出版年月 | 2021年1月 |
ISBNコード |
978-4-06-522231-7
(4-06-522231-1) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 270P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 人間はもちろん、多くの動物には「顔」がある。目、鼻、口などのパーツが配置されているのも共通している。では、進化の過程で、現在の私たちの「顔」はどのように形成されてきたのだろうか。ヒトやその他の動物の「顔」は、それぞれの環境や食物摂取の方法などによって合理的に進化してきたようだ。本書では、人間を含む動物の「顔」にフォーカスを当て、生物学や人類学、進化学などの知見をもとに、なぜ動物や人間、そして日本人の「顔」が今のような形になったのかを詳しく解説している。たとえば、動物の口は顔の最前部についていることが多いが、それは前方に動くことで食物に出会い、摂取しやすくなるからであり、「はじめに口ありき」で進化してきたからだという。著者は人類学者で、国立科学博物館名誉研究員。人類形態進化学を専門とし、ジャワ原人の発掘調査に長年取り組む。NHKスペシャル「地球大進化」「病の起源」「人類誕生」など多くの科学番組を企画・監修。 |
商品内容
要旨 |
人類学の第一人者が読み解く「顔からみた進化」。太古の生物の体の前端に、餌を効率よく食べるために「口」ができたとき、顔の歴史は幕を開けた。やがて「眼」「鼻」「耳」などの器官が集中した顔は、情報を受信するだけでなく、みずから発信もする、「見られるもの」へと進化した。顔は静的な部位ではなく、つねに情報とエネルギーが出入りしつづける場所なのだ。あなたの顔に刻まれている、そうした進化の意味を知れば、自分の顔をもっと慈しめるようになるかもしれない。 |
---|---|
目次 |
序章 顔とは何か |
出版社・メーカーコメント
「顔」とはなんだろう。そもそもなぜ顔はあるのか。どこからどこまでが顔なのか。なぜそこに顔があるのか。何がついていれば顔なのか。顔は何をしてきたのか。顔がない生きものと顔がある生きものの違いとは。人類の顔はなぜこうなったのか。東洋と西洋、男と女、大人と子供の顔はどう違うのか。これから顔はどう変わっていくのか。顔についてのあらゆる疑問に、人類形態進化学の大家が答える!