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ナチュラリストの系譜 近代生物学の成立史

ちくま学芸文庫 キ21−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-480-51035-8
4-480-51035-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 286P 15cm

商品内容

要旨

どのようにして動物や植物は観察されるようになり、そこから動物学と植物学が生まれ、生物学の基礎となっていったのか。薬学の一環である本草学という出発点、試行錯誤を重ねて変遷していく生物分類体系、王立植物園をめぐる政治的かけひき、啓蒙主義と自然誌の親和性など。本書は、ルネサンスに始まり、フランス植物学の父ツルヌフォール、ビュフォン、リンネ、ルソー、ラマルクを経て、ド・カンドルにいたるまで、偉大なナチュラリストたちの情熱に満ちた生涯と業績を丁寧に追う。植物学を中心とした西洋自然誌の流れを描いた名著。

目次

ルネサンスの自然誌
パリ植物園の創立者ブロス
フランス植物学の父ツルヌフォール
『自然誌』の著者ビュフォン園長
植物学者のプリンス、リンネ
ジャン・ジャック・ルソーの植物学
ジュシューとアダンソンの自然分類
進化論の創設者ラマルク
キュヴィエとジョフロア・サン=チレールの論争
ド・カンドルとその後の自然誌

著者紹介

木村 陽二郎 (キムラ ヨウジロウ)  
1912‐2006年。山口市生まれ。東京帝国大学植物学科卒業。東京大学教授・中央大学教授などを歴任。専攻、生物学・生物学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)