約束の地 上
大統領回顧録 1
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2021年2月 |
ISBNコード |
978-4-08-786133-4
(4-08-786133-3) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 519P 図版16P 20cm |
シリーズ名 | 約束の地 |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 2009年から2期8年にわたり米国第44代大統領を務めたバラク・オバマ氏。初の有色人種の大統領、ノーベル平和賞受賞、医療保険制度改革(オバマケア)などで世界に知られる。オバマ政権で副大統領だったジョー・バイデン氏が大統領に就任した今、オバマ氏が何をしたかったのかに注目が集まっている。北米で発売初日に89万部と空前の売り上げを記録した大ベストセラーである本書(上・下巻)は、オバマ元大統領が、自らの生い立ちから、自らの半生と、これまでに抱いた志などを詳細に書き記した回顧録の第1弾である。大統領任期終了直後から書き始められたという。上巻では、ハワイ州で過ごした幼少時代、社会や政治の矛盾に気づき葛藤する青年時代から、上院議員を経て大統領選に当選し就任した直後までが描かれる。大学時代のオバマ氏は、米国が歴史の中で培ってきた「理想」や「約束」にこだわり、考え抜いた。著者のオバマ氏は1961年、ハワイ州ホノルル生まれ。ロサンゼルスにあるオクシデンタル大学に入学し、2年後にニューヨークのコロンビア大学に編入。ハーバード大学ロースクールを修了後、シカゴの法律事務所に弁護士として勤務。イリノイ州議会上院議員、連邦上院議員を経て、2008年の大統領選で勝利し、2009年1月20日、第44代大統領に就任。 |
商品内容
要旨 |
待望のバラク・オバマ元大統領の回顧録第1巻。アイデンティティを探し求める青年時代から、自由主義諸国を代表する国の指導者として活躍するまでの、読み手の心を揺さぶる旅路が綴られる。そこには、オバマ自身が政治について学んできたことだけでなく、大統領1期目に起こった歴史的に重要な出来事、さらには私的な部分に至るまでが詳しく描写されている。それはまさに、劇的な変化と混乱の時代でもあった。民主主義の力を信じる気持ちを奮い立たせてくれた元大統領が、歴史が生まれる瞬間を個人的な視点から魅力的な筆致で綴る。 |
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目次 |
第1部 賭け |
出版社・メーカーコメント
北米で発売初日89万部! 空前の売れ行きを達成したベストセラー信念に燃え、あらゆる難局に全力で立ち向かった日々が再現される「短所もあるけれど、才能にあふれる思想家たちが考え抜いてつくり上げた、ゆるぎない、それでいて変化も受け入れる体制。それが私の納得できるアメリカなのだ」(本書より) 2009年。ハワイ州で生まれ育ち、父は黒人、政治家としてのキャリアは浅く、若干47歳と異例尽くめのアメリカ合衆国大統領が誕生した。「YES WE CAN」をキャッチフレーズに世界中で大フィーバーを巻き起こし、人種、民族、政治的分断に橋を架けようと、困難に立ち向かい続けた日々を、オバマ自身が詳細なディテール、関係者の発言とともに、生き生きと描く。「書くことがありすぎて1冊にはとても納まらなかった」ため、今回の『約束の地 大統領回顧録1』では、生い立ち、大統領選挙での闘いから大統領就任、2011年のオサマ・ビン・ラディン暗殺までが描かれる。 裕福ではないが知性を重んじる母と祖父母から愛情を注がれ、本に囲まれて成長した少年時代を経て、大学では恵まれた環境を当たり前と捉えている同級生たちと出会い、疑問を抱き始める。理想の国であるはずのアメリカに存在する矛盾、不公平、格差。最初から「持つ者」と「持たざる者」を隔てる壁はどうすることもできないのか。 ハーバード・ロースクールに進み、黒人初の『ハーバード・ロー・レビュー』編集長となりながら法律の道へは進まず、コミュニティ・オーガナイザーとして、労働者階級が住む地域で人々の生活の向上や意識改革のために身を捧げることを選ぶ。やがて、社会をよりよい方向に変えるためには政治の世界に入ることが近道だという思いに至り、イリノイ州議会議員に立候補。後押しする人々、新しいリーダーを求めていた時代の空気などが重なって、そこから短い年月で大統領選挙までの道のりを駆け上がっていく。(原題「A Promised Land」)