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悪魔の細菌 超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-12-005403-7
4-12-005403-9
税込価格 3,520円
頁数・縦 421P 20cm

商品内容

要旨

ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌に感染した夫。絶望の中、妻は論文を読み漁り、忘れられた治療法を見つけ出す。スーパーバグを「食べる」ウイルスの大捜索が始まった!最大の致死性を持つ超多剤耐性菌「スーパーバグ」との格闘。

目次

第1部 死を呼ぶヒッチハイカー(不意打ち
脅しの空気 ほか)
第2部 「ESKAPE」からは逃げられない(帰宅
多剤耐性菌 ほか)
第3部 完璧な捕食者(毒をもって毒を制す
完璧な捕食者 ほか)
第4部 進化のダンス(ブラッドオレンジの木
真実の瞬間 ほか)

出版社・メーカーコメント

か弱い細菌ごときの策略に引っかかるなんて、思ってもみなかった。  私は大陸を股にかけて殺人ウイルスを追跡し、AIDSに対する戦争を仕掛けてきた。ある時は戦いの最前線に立ち、ある時は世界規模での政策立案に携わる人々と議論のテーブルを囲みながら。そう、ウイルスは恐るべき存在だった。では、細菌は? 大した敵ではない。少なくとも、この細菌は恐れるに値しない相手のはずだった。  私は感染症を専門とする疫学者だ。アメリカの大きな大学で国際保健研究所の所長も務めている。他の誰でもなく私こそ、この細菌から自分の夫を守ることができてしかるべきだった。最後にこの細菌を見たのは、大学院に入る前の学部生時代のことだ。私たち学生は、研究室での初歩的な実験で、この細菌を気軽に扱っていた。いつの日か、この細菌の変異体がお前たちを死の淵に追いやり、お前はそのうち、殺し屋ウイルスの大群を注射して夫を救おうとする……。当時、誰かにそう言われていたら、私は相手の頭がおかしくなったのかと思っただろう。だが今、私たちはまさにその言葉通りの状況を迎えていた。  ――本書より

著者紹介

ストラスディー,ステファニー (ストラスディー,ステファニー)   Strathdee,Steffanie
ステファニー(ステフ)・ストラスディー。学士号、修士号、博士号をトロント大学で取得。カナダとアメリカの二重国籍を持ち、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)医学部で国際保健科学部門の副部門長、ハロルド・サイモン寄付講座教授を務める他、革新的ファージ応用・治療学(IPATH)センターおよびUCSD国際保健研究所の共同所長、ジョンズ・ホプキンズ大学およびサイモン・フレーザー大学の非常勤講師を務める
パターソン,トーマス (パターソン,トーマス)   Patterson,Thomas
トーマス(トム)・パターソン。教養学士号をサンディエゴ州立大学、修士号をジョージア大学、博士号をカリフォルニア大学リバーサイド校で取得。進化社会生物学者、実験心理学者。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)精神医学科の特別教授であり、HIV陽性者とHIV感染および性感染症伝染の高リスク者への行動的介入の専門家。ストラスディーと、夫婦で研究チームを組み、『The Perfect Predator』は二人の初の共著書である
バーカー,テレサ・H. (バーカー,テレサH.)   Barker,Teresa H.
キャリアジャーナリスト、書籍共著者。健康、子育て、子供の発達、スピリチュアリティ、創造性、加齢などの分野において多くの書籍を共著者として出版してきた
坪子 理美 (ツボコ サトミ)  
1986年栃木県生まれ。翻訳者。博士(理学)。東京大学理学部生物学科卒業、同大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。東京大学ライフイノベーション・リーディング大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)