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仮面の陰に あるいは女の力

ルリユール叢書

出版社名 幻戯書房
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-86488-216-3
4-86488-216-9
税込価格 2,970円
頁数・縦 268P 19cm

商品内容

要旨

二度と失敗しないわ、女の機知と意志があるかぎりは!―あの『若草物語』の作者オルコットが煽情小説を書いていた?!なぜオルコットは、A.M.バーナードという男性作家名義で、かくも煽情的な小説作品群をいくつも発表していたのか?英国の名家で女家庭教師が惹き起こす、19世紀米国大衆“スリラー”小説。

著者紹介

オルコット,ルイザ・メイ (オルコット,ルイメイ)   Alcott,Louisa May
1832‐88。十九世紀を代表するアメリカ女性作家。ペンシルヴァニア州ジャーマンタウンに、教育者・哲学者の父親エイモス・ブロンソン・オルコットと、奴隷制反対運動に関わっていたメイ家の出身であるアビゲイルの次女として生まれる。マサチューセッツ州コンコードで少女時代を過ごし、ラルフ・ウォルドー・エマソンやヘンリー・デイヴィッド・ソローと交流があった。南北戦争時には北軍の看護師として従軍。南北戦争後に『若草物語』(1868)を出版し人気を博す。『若草物語』執筆前(1866)に、A.M.バーナード名義で大衆向けのスリラー小説を出版していたことが、20世紀にはいって明らかになった
大串 尚代 (オオグシ ヒサヨ)  
1971年滋賀県生まれ。慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。博士(文学)取得。現在、慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)