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越えていく人 南米、日系の若者たちをたずねて

出版社名 亜紀書房
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-7505-1685-1
4-7505-1685-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 309P 19cm

商品内容

要旨

沖縄からペルーへ移住した先祖を持ち、首都リマで生まれた演出家。二〇年ぶりに訪れた生まれ故郷で、沖縄系日系人の祭りに参加する。自分もここで日系人として育っていたかもしれない。かつて多くの日本人が南米へ渡った。その子孫にあたる若者たちの話を聞きたい。ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ボリビア。彼らをたずねる旅が始まった。

目次

1 ペルー(沖縄
ペルーに生まれて
ステージの上)
2 アルゼンチン(フアン一家
出生地主義)
3 パラグアイ(ブエノスアイレス→ラパス移住地
サッカーを遊ぶ
若者たちへのインタビュー
蜜蜂の巣箱)
4 ブラジル(港町サントス
サンパウロとサッポロ
ヨシオさん)
5 ボリビア(低地ボリビア
キャンプ
めんそ〜れ
沖縄の人だもん
飲み会にて
ボリビア大移動
ルレナバケの日本祭り
リベラルタ、旅のおわり)
京都にて

著者紹介

神里 雄大 (カミサト ユウダイ)  
1982年、ペルーの首都リマに生まれ、生後半年で渡日し、神奈川県で育つ。早稲田大学第一文学部在学中の2003年に演劇団体「岡崎藝術座」を立ち上げる。現在は東京および京都を拠点に、劇作家、舞台演出家として活動。2006年、『しっぽをつかまれた欲望』(作:パブロ=ピカソ)で利賀演出家コンクール最優秀演出家賞受賞。2018年、『バルパライソの長い坂をくだる話』で第62回岸田國士戯曲賞受賞。国内外の舞台芸術フェスティバルへ招聘多数。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修員として2016年10月から2017年8月までアルゼンチン・ブエノスアイレスに滞在。『亡命球児』(「新潮」2013年6月号掲載)により小説家としてもデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)