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正義の政治経済学

朝日新書 809

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-02-295119-9
4-02-295119-2
税込価格 891円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

正義無くして、利益も無し。なぜ、「政治経済学」が今こそ必要なのか?コロナ禍で明らかになった新自由主義と成長政策の限界。21世紀の課題は、市場経済だけでは解決できない―。パンデミックが白日のもとに晒した未来地図の航路は、道徳、倫理、法律、そして歴史を礎とする政治経済学こそが針路となる。資本主義を問い直し、民主主義を問い直す。アウグスティヌスからグレーバーまで、社会を生き抜く実践知がここに!

目次

はじめに―暴走する資本主義・民主主義
第1章 歴史から問い直す(愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ
テクノロジーの進化による“退化”
グローバリゼーションと資本の暴走 ほか)
第2章 資本主義を問い直す(社会の“レジリエンス”を育てる
「令和の小日本主義」を考える
バブルという名のブロック経済 ほか)
第3章 民主主義を問い直す(イデオロギーを超えて思考する
吸い上げられる富、転嫁される罪
民主主義国家の“正義”と“コモン” ほか)
おわりに―正義とはすべての人の救済である

出版社・メーカーコメント

コロナ禍から1年。いまこそ資本主義、民主主義の新世紀が始まる。コロナバブルはどうなる? 定常社会の実現はどうなる? 「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。ビスマルクの箴言にのっとり、具体的なビジョンを伴った、経済学者と政治家の脱・成長教宣言!

著者紹介

水野 和夫 (ミズノ カズオ)  
1953年、愛知県生まれ。法政大学教授、博士(経済学)。77年、早稲田大学政治経済学部卒業。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJ証券チーフエコノミスト、内閣官房内閣審議官などを経て現職。著書多数
古川 元久 (フルカワ モトヒサ)  
1965年、愛知県生まれ。88年、東京大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)入省。米国コロンビア大学大学院留学。94年、大蔵省退官。96年、衆議院議員選挙初当選。以降8期連続当選(愛知二区)。内閣官房副長官、国家戦略担当大臣、経済財政政策担当大臣、科学技術政策担当大臣、宇宙政策担当大臣などを歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)