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紅衛兵とモンゴル人大虐殺 草原の文化大革命

筑摩選書 0207

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-480-01726-0
4-480-01726-7
税込価格 2,090円
頁数・縦 408P 19cm

商品内容

要旨

文化大革命で、中国政府は内モンゴルのモンゴル人三四万六〇〇〇人を逮捕し、二万七九〇〇人を殺害した。実際には三〇万人が犠牲になったとの調査もある。このモンゴル人虐殺に、毛沢東の中国政府は、学生たちを中心とする紅衛兵を使った。彼らをジェノサイドに駆り立てたものは、いったいなんだったのか。ほとんど公開されていない『紅衛兵新聞』などの貴重な一次資料をもとに、内モンゴル出身の著者が大虐殺の真相を解明し、世界から無視されてきた文化大革命の負の側面に光を当てる。

目次

本書の目的と構成
文革研究の現状が示す世界の中国認識
1 学生造反派の民族観と思想(内モンゴル草原の造反派と保守派
造反派新聞が描く初期文化大革命
「フフホト市第三司令部」の誕生
煽動されたジェノサイド
内モンゴル人民革命党員の粛清 ほか)
2 労働者と知識人、農民の造反(立ち上がる労働者
知識人の『魯迅』と『新文化』
暴力の総結集
モンゴル語の中国的変容
加害行為が物語るジェノサイドの規模)
「夷を以て夷を制す」現代中国

著者紹介

楊 海英 (ヨウ カイエイ)  
1964年南モンゴル・オルドス高原生まれ。静岡大学人文社会科学部教授。北京第二外国語学院大学日本語学科卒業。専攻は文化人類学。博士(文学)。著書に『墓標なき草原―内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(岩波書店・司馬遼太郎賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)