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あなたもきっと依存症 「快と不安」の病

文春新書 1304

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-16-661304-5
4-16-661304-9
税込価格 1,045円
頁数・縦 279P 18cm

商品内容

要旨

止められないスマホゲーム、コンビニでつい買うおにぎり、毎晩たしなむ缶チューハイ。日々の何気ない習慣、もしかして「依存症」になりかけているのかも。近年がらりとかわった「依存症」についての知見と対策を、わかりやすく解説。

目次

依存症―この人間的な病
第1部 依存症について知る(依存症とは何か)
第2部 さまざまな依存症(アルコール依存症
ニコチン依存症
薬物依存症
ギャンブル依存症
オンラインゲーム依存症
糖質依存症
性的依存症)
第3部 依存症への対策と治療(薬物依存症への対策―「処罰」から「治療」へ
依存症の治療)

出版社・メーカーコメント

「依存症」といえば、アルコール、タバコ(ニコチン)、麻薬などを、普通では得られない「快楽」を求めて、身の危険を顧みずにのめり込んで消費している人のイメージが私たちにはあります。しかし実は、依存症の落とし穴はとても身近なものです。ご飯を食べるのを止められない、オンラインゲームで部屋にとじこもる。次から次へと恋愛関係に身をやつす。こういったことも十分に依存症でありえます。最新の国際的な定義では、これまでのアルコールや薬物といった、物質的な依存症だけでなく、ギャンブルやオンラインゲームといった「行動に関する依存症」も含まれるようになりました。まるで脳が乗っ取られたように、止めたいと思っても、止められなくなる、そこにはもはや「快楽」はなく、ただ「脳の渇望」があるだけの世界、そうした状況に依存症の人たちは苦しんでいます。本書では、〇アルコール、〇ニコチン、〇薬物といった古典的な依存症から、〇ギャンブル、〇オンラインという新たに依存症に含まれたもの。さらに〇糖質依存、〇性的依存といった、まだ研究途上で公的な定義には含まれてはいないものの、十分に依存症的な症状があるものまで紹介します。最新の依存症の研究と治療について、筑波大学教授の原田隆之先生が、身近な事例を用いながら、わかりやすく紹介します。

著者紹介

原田 隆之 (ハラダ タカユキ)  
1964年生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院社会学研究科博士前期課程、カリフォルニア州立大学心理学研究科修士課程修了。東京大学大学院医学系研究科で学位取得、博士(保健学)。法務省、国連薬物犯罪事務所(ウィーン本部)などを経て、筑波大学人間系教授、東京大学客員教授。専門は臨床心理学、犯罪心理学、精神保健学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)