田園都市と千年王国 宗教改革からブルーノ・タウトへ
出版社名 | 工作舎 |
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出版年月 | 2021年3月 |
ISBNコード |
978-4-87502-525-2
(4-87502-525-4) |
税込価格 | 5,280円 |
頁数・縦 | 613P 22cm |
商品内容
要旨 |
キリスト教国の精神都市は、千年王国思想にその出自を求めることができる。カトリック教会の後千年王国思想では、現在の地上に千年王国はすでに実現されていると解釈され、プロテスタント教会の前千年王国思想では、キリストの再臨とともに地上に新イェルサレムが実現されると信じられた。すなわちプロテスタント教会の信者たちとにっては、未だに千年王国は到来していないのだ。プロテスタント教会の信徒はキリスト再臨を準備するために、浄化されたユートピアとしての理想都市を建設した。そして新大陸ではピューリタンや様々な宗教を背景として理想的な精神都市が構築されていく。それが後年に世俗化され、田園都市の誕生を準備した。田園都市とは、地上に降りてきた「神の国」の末裔だったのだ。 |
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目次 |
第1部 イギリス田園都市と心霊主義―星辰都市と円環の形而上学(マニエリスム文学と円環の形而上学 |