りんごの木を植えて
ノベルズ・エクスプレス 50
出版社名 | ポプラ社 |
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出版年月 | 2021年4月 |
ISBNコード |
978-4-591-16993-3
(4-591-16993-6) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 190P 19cm |
商品内容
要旨 |
たとえあした、世界が滅亡しようともきょうわたしはりんごの木を植える―これは、大好きなおじいちゃんがみずほに教えてくれたことば。おじいちゃんとくらす毎日に、みずほはことばの意味をかみしめる。大好きなおじいちゃんといっしょに過ごした日々。いまもわたしの心の中できらきらとかがやいている…ありがとう、おじいちゃん。心あたたまる家族の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
おじいちゃんと過ごした日々──それは、とっておきの時間。みずほは小学五年生。二世帯住宅で暮らす大好きな祖父にがんの再発がわかった。しかし、祖父は「積極的な治療」はおこなわないという。なぜ? みずほはどうしても受け入れられない。「『たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日わたしはりんごの木を植える』ということばを知ってるか?」祖父がみずほに語る。マルティン・ルターのことばだ。「明日世界がなくなるとわかってるのに、そんなむだなこと、なんでするの?」とみずほ。どうしても理解できない。がんを身体にかかえながらも、大好きな絵を描き、庭仕事をして毎日をのびやかに暮らす祖父。そして祖父や家族と語り合う時間のなかで、みずほは「おじいちゃんの生き方」を見つめ……。「人間が生きること」そして「死ぬということ」を考える珠玉の物語。