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平安朝文人論

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-13-086062-8
4-13-086062-3
税込価格 5,940円
頁数・縦 344,6P 22cm

商品内容

要旨

漢文学に映し出される「文人たち」の心。日本・中国双方を視野に文学史を書き換える。第10回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。

目次

第1部 文人意識の端緒(嵯峨朝における文章と経国―漢文芸の二重の価値
嵯峨朝詩壇と個人の文学
菅原清公の「嘯賦」―趣味の意義
平安朝漢詩の変貌)
第2部 九・十世紀交替期の文人と散文の個人化(都良香の散文における新動向
菅原道真の憂悶―閑居文学の変奏
紀長谷雄の自伝
平安朝散文史における九・十世紀漢文の意義
和漢の散文の交渉)
第3部 平安朝中後期漢文学における定型性と固有性(兼明親王の文学―孤高と閑適
慶滋保胤「池亭記」のスタイル―思考の理路
大江匡衡と八月十五夜―都と辺土
大江匡衡の文業
平安朝文人の文学)

著者紹介

宋 〓 (ソウ カン)  
1987年中国遼寧省生まれ。2010年中国上海外国語大学英語学院卒業。2014年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2018年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、フェリス女学院大学文学部准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)