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軍隊マニュアルで読む日本近現代史 日本人はこうして戦場へ行った

朝日文庫 い96−1

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-02-262045-3
4-02-262045-5
税込価格 814円
頁数・縦 233P 15cm

商品内容

要旨

明治期以降、軍隊にまつわる「マニュアル」本が多数出版された。書かれた建前通りに行動することで、太平洋戦争にかけて、人々の戦争への本音はどう変化したか。戦争という未知の体験を日本人がどう受け入れてきたのかを、マニュアルから読み解く画期的な通史。

目次

第1章 軍隊「マニュアル」の出現―明治一〇年代〜日清戦争期(徴兵令の通俗解説書
教科書による兵士教育 ほか)
第2章 発達・多様化する「マニュアル」―日露戦争期(英露に対する敵愾心の昂揚
「精神主義」のはじまり? ほか)
第3章 平和な時代の「マニュアル」―日露戦後〜大正期(なぜロシアに勝てたのか?
「捕虜になるくらいなら死ね」 ほか)
第4章 どろ沼の戦争と「マニュアル」―日中・太平洋戦争期(日露戦争を継承した昭和の戦争に対する考え方
なぜアメリカと戦争をしなければならないのか ほか)

出版社・メーカーコメント

出征する兵士を激励する演説、兵士としての心構え、戦場の兵士へ家族が送る手紙の書き方、果ては、戦死した遺族の慰め方まで――。長らく戦争を経験しておらず、明治に入って突然兵士や兵士の家族にならなければならなくなった日本人は、戦争とのつき合い方を「マニュアル」を読んで学んだ。「マニュアル」は当時の書店で普通に売られていたのだ。マニュアルの内容は、日清・日露戦争の勝利、平和な大正時代、そして泥沼の日中戦争・太平洋戦争と時代の変遷と共に変わり、それとともに日本人の戦争観もまた、変化していった。変化を辿っていくと、近代の日本人が「戦争」という巨大な経験にどう立ち向かったのか、その建前と本音が透けて見えるのだ。著者が10年もの時間をかけて集めた「マニュアル」で通史を書いた労作。

著者紹介

一ノ瀬 俊也 (イチノセ トシヤ)  
1971年福岡県生まれ。歴史学者(専門は日本近現代史)。98年九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程中退。博士(比較社会文化)。国立歴史民俗博物館助教などを経て、2016年より埼玉大学教養学部教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)