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オリエント古代の探求 日本人研究者が行く最前線

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-12-005425-9
4-12-005425-X
税込価格 2,090円
頁数・縦 229P 19cm

商品内容

要旨

オリエント各地域の歴史は、ダイナミックに結びついて展開していた。「荒らされていない、未盗掘だ!」未盗掘墓発見の緊張と興奮。精緻な考古学的手法による発掘成果文化遺産の保存・修復事業への国際的貢献。海外調査の現場をリアルに伝える、9人の研究者への連続インタビュー。

目次

第1章 アフガニスタン バーミヤン遺跡―人間の事象はすべて文化の内に
第2章 エジプト サッカラ遺跡―ツタンカーメン時代の墓の発掘に挑む
第3章 エジプト ヒエラコンポリス遺跡―ファラオの形成過程を求めて
第4章 イスラエル テル・レヘシュ遺跡―文字と現実との接点を探して
第5章 イラク・クルディスタン地域 ヤシン・テペ遺跡―新アッシリア帝国の辺境都市を発掘する
第6章 バハレーン ワーディー・アッ=サイル古墳群―ディルムンの起源を探る
第7章 インド、パキスタン 南アジア世界を発掘する―インダス文明から古代の遺跡の調査
第8章 シリア パルミラ遺跡―隊商都市の墓地の発掘と修復復元
第9章 キルギス アク・ベシム遺跡―西からシルクロードをたどる

出版社・メーカーコメント

日本人調査団は西アジア、中央アジアの各地の遺跡で発掘を行い、国際的な成果をあげている。また文化遺産の保存修復事業への貢献も高く評価されている。本書は最新の研究内容の紹介にとどまらず、現地調査のエピソードをふんだんに盛り込みながら、知的興奮に満ちた探求の現場を生き生きと語り伝える。9人の研究者による貴重な証言。

著者紹介

清岡 央 (キヨオカ ヒサシ)  
1976年生まれ。99年、読売新聞東京本社入社。前橋支局などを経て、2010年から文化部で歴史・文化財や世界遺産などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)