• 本

社会的事実としての貨幣 その統一理論と多様な現実ネオ・レギュラシオン・アプローチ

出版社名 晃洋書房
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-7710-3481-5
4-7710-3481-8
税込価格 3,630円
頁数・縦 263,26P 22cm

商品内容

要旨

象徴的・経済的・政治的現象として貨幣を捉えよ!レギュラシオン理論を牽引する新たな貨幣論を初邦訳!J.R.コモンズの『制度経済学』を再解釈して、法と倫理の交差点としての貨幣に迫る新たな貨幣論の提言。

目次

公的マネーと政治的秩序の経済体制―ブリューノ・テレとの対話
第1部 統合された貨幣の社会科学に向けて(貨幣の三つの状態―貨幣的事実への学際的アプローチ
貨幣と生の債務
貨幣の政治哲学―ホッブズ・ロック・フィヒテの比較)
第2部 連邦主義と通貨の多元性(通貨連邦主義の概念とアルゼンチンの通貨史による経験的補強
アルゼンチンのトゥクマン州における補完通貨の誕生・生存・死(一九八五‐二〇〇三年)
下からユーロ圏危機を脱する―通貨連邦主義による対応)
第3部 国際通貨と金融グローバル化(グローバル化と金銭―いかなる点で倫理的問題を提起しているか(コモンズ派レギュラシオニストの観点)
金融グローバル化からの脱却―資本主義と民主主義の危機を脱するために)

著者紹介

テレ,ブリューノ (テレ,ブリューノ)   Th´eret,Bruno
1947年生まれ。1990年パリ第一大学経済学国家博士取得。パリ第9大学(ドーフィーヌ校)教授およびCNRS(国立科学研究所)主任研究員を経て、現在同大学名誉教授および同研究所名誉シニア・リサーチ・スカラーであり、IRISSO(社会科学学際研究所)にも所属している
坂口 明義 (サカグチ アキヨシ)  
1959年生まれ。1988年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、専修大学経済学部教授
中原 隆幸 (ナカハラ タカユキ)  
1963年生まれ。1994年名古屋市立大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得。2009年名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。現在、阪南大学経済学部教授
北川 亘太 (キタガワ コウタ)  
1986年生まれ。2015年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。現在、関西大学経済学部准教授
須田 文明 (スダ フミアキ)  
1960年生まれ。1993年京都大学大学院農学研究科博士課程中退。現在、農林水産省農林水産政策研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)