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誰かに話したくなる摩訶不思議な生きものたち

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-16-391315-5
4-16-391315-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

「NHKスペシャル」「ダーウィンが来た!」…40ヵ国、100種以上の動物と出会った名物TVマンの初の著書!

目次

ブラジルのイルカ―なぜ人間の漁を手伝うのか?
コペラ・アーノルディ―空中で産卵する熱帯魚
南米のオオハシ―大きすぎるくちばしの謎
巻きつく尻尾を持つサルと空飛ぶトカゲ―なぜ、そんな進化を遂げたのか?
タテガミオオカミ―木の実をめぐるアリとの“友情”
ジンベエザメ―海の巨人、大集結のひみつ
オオアリクイ―哺乳類きっての変わりもの
インドのトラ―地球上で最も怖い生きもの
ボルネオのゾウ―彼らはなぜ命がけで川を渡るのか?
フサオマキザル―直立2足歩行の進化を見た!
フローレス原人―なぜ我々だけが生き残ったのか?
オランウータン―孤独に一生を過ごす「森の人」
スリランカのゾウ―「森の民」に崇められる聖獣
ピラルクー―子育てするアマゾンの古代魚

出版社・メーカーコメント

ブラジル南部の町ラグーナでは、7月になるとボラ漁が盛んとなる。それに協力するのがイルカである。イルカからの合図にあわせて網を投げることで、ボラを獲ることができるのだ。このイルカたちは餌付けされたものではなく、正真正銘、野生のものである。しかも、この協力関係は昨日今日、はじまったものではなく、イルカの間で何世代にもわたって受け継がれているという。 またコペラ・アーノルディという南米アマゾンに棲む熱帯魚は、マニアの間では超有名な存在だ。なんと、水中ではなく、10センチほど飛び上がって、空中の葉っぱに産卵するからだ。これだけなら、外敵から卵を守るための進化だと解釈できるが、この魚の最も特徴的なところは、葉っぱに産み付けた卵に、水を掛け続けることだ。空中にあれば卵が乾いてしまうことを、この魚はいかにして理解したのだろうか? ほかに----。 10年ほど前から、毎年夏に世界中のジンベエザメがカリブ海のユカタン半島沖に大集結すようになったのはなぜか?オオアリクイは哺乳類きっての変わりもの≠ニ言われている。体の大きさに比して頭がとても小さく、歯が1本もなく、舌が体長の半分もあり、体温が極めて低いなど、ほかの哺乳類との違いが際立っているからだ。独特の進化を遂げた理由はなにか?イチジクが一年中花をつけることを可能にするオランウータンとコバチの働き。子育てをするアマゾンの古代魚ピラルクー……。  本書では、「ダーウィンが来た!」「NHKスペシャル」などを手がけた、NHKの自然番組名物ディレクターが、世にも不思議な動物たちの生態を紹介する。 帯に福山雅治さんの推薦コメント付き!

著者紹介

岡部 聡 (オカベ サトシ)  
1965年大阪府生まれ。1989年琉球大学理学部海洋学科卒。NHK産業科学番組部自然班配属。以来、「地球ファミリー」「生きもの地球紀行」「地球!ふしぎ大自然」を制作。受賞歴:1993年バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル審査員特別賞「生きもの地球紀行 アフリカ・タンガニーカ湖 太古の湖に不思議な魚が満ちる」2003年アジア・テレビ賞最優秀自然番組「地球!ふしぎ大自然 水の魔法が生きものを呼ぶ」2006年第33回世界水中映像祭パルム・ドール(最高賞)「赤道・生命の環 アマゾン 黄金の大河」他、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)