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マイノリティ問題から考える社会学・入門 差別をこえるために

出版社名 有斐閣
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-641-17463-4
4-641-17463-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 340P 19cm

商品内容

要旨

“いま必要なこと”を問う。この社会に根強く残る諸問題をとらえ社会がいかなる方向へ向かうべきかを構想する現代を生きる人びとに求められる社会学・入門。

目次

マイノリティと差別の根を問う
第1部 社会的マイノリティの視点から問う個人と社会―生きづらさをこえる社会関係づくり(女性差別を身体論から考える
障害者とともに生きる
外国籍の子どもと向き合う)
第2部 もうひとつのマイノリティ問題―国際化する日本社会とエスニック・マイノリティへの視線(異民族を売り物にする―エスニック・マイノリティの観光商品化
日系ブラジル人の30年を考える―家族と居住地
在日コリアン・差別・ヘイトスピーチ
越境するチャイニーズとともに生きる)
第3部 地域社会をこえて―マイノリティ問題への新たな動き(部落差別から日本社会を見つめ直す
ハンセン病者へのまなざし
「被爆者」と「被曝者」から差別を考える)
第4部 差別をこえる―脱差別の理論と実践(環境と難民の問題をドイツに学ぶ
社会運動でマイノリティの存在を知らせる
マイノリティ/マジョリティを問い直す
差別をこえていく―沖縄からの視点)
現代社会のその先へ

出版社・メーカーコメント

近代化の中で生じる社会問題のなかで,根強く残る現代的な課題が差別問題である。本書はさまざまなマイノリティ問題を取り上げつつ,社会学が問うべきその問題の論点を深め,学問的な議論の世界へといざなう。初学者に向けていま求められる入門教科書。

著者紹介

西原 和久 (ニシハラ カズヒサ)  
成城大学社会イノベーション学部教授、名古屋大学名誉教授
杉本 学 (スギモト マナブ)  
熊本学園大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)