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「途上国」日本の100年 開国から高度成長まで〈1860〜1960年〉

出版社名 三省堂書店/創英社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-87923-079-9
4-87923-079-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 349P 21cm

商品内容

要旨

開国から19世紀末までの日本は「途上国」であった。日露戦争・第一次世界大戦を経て世界列強の一国に加わった後も、日本は「先進国」欧米へのキャッチ・アップと「外敵」欧米からの攻撃という焦燥感と恐怖に苛まれ続けた。そのコンプレックスの裏返しとして、日本は自己中心的価値観への固執を強めた。こうした日本の近現代史に関する自己認識は、これからの日本と、中国を含むアジア諸国との関係を考える上で、重要な視点となる。

目次

ペリー来航から明治維新までの15年間(1853年〜1868年)
明治維新から西南戦争までの10年間(1868年〜1877年)
西南戦争から日清戦争までの15年余の国内統治(1877年〜1894/95年)
日清戦争までの日本周辺地域での対外関係(1870年〜1894/95年)
日清戦争から日露戦争までの10年間(1894/95年〜1904/05年)
日露戦争(1904年〜1905年)
日露講和から第一次世界大戦までの10年間(1905年〜1914/18年)
第一次世界大戦(1914年〜1918年)
第一次世界大戦終結から満州事変までの10年余(1919年〜1931年)
「満州国」建国から日中間戦争本格化までの5年間(1932年〜1937年)
「日中戦争」から太平洋戦争敗戦までの8年間(1937年〜1945年)
戦争終結と終結直後の状況(1945年〜1950年)
「55年体制」の成立と高度成長への準備(1951年〜1960年)

著者紹介

保倉 裕 (ホクラ ユタカ)  
1944年出生(東京育ち)。東京大学法学部卒業。新日本製鐵(株)に勤務。早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京音楽大学理事・特任教授、早稲田大学ベトナム総合研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)