葉山嘉樹短篇集
岩波文庫 31−072−3
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2021年5月 |
ISBNコード |
978-4-00-310723-2
(4-00-310723-3) |
税込価格 | 891円 |
頁数・縦 | 359P 15cm |
商品内容
要旨 |
長篇『海に生くる人々』で異色のプロレタリア作家として知られる葉山嘉樹(1894‐1945)。下級船員、流離の土木作業員、工場底辺労働者、貧農、職なし、困窮の主義者など、最下層の人たちに共感の眼を向けたすぐれた短篇も数多い。自らも一介の貧しい農夫として戦争の混乱のなかに倒れた特異なプロレタリア文学者の作品を新たに精選する。 |
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出版社・メーカーコメント
葉山嘉樹(1894−1945)は,短篇小説でその本領を発揮した.葉山は虐げられた弱者,庶民,労働者を丹念に描き続けた.しかし,当時のプロレタリア文学が掬い切れなかった人間の破滅への衝動,思索的な内面性,文体・表現の斬新さ…, そこには,独自の世界がある. 全短編から,新編集により精選.葉山文学の真面目が初めて立ち上がる.