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韓国のミドルクラスと朝鮮戦争 転換期としての1990年代と「階級」の変化

出版社名 明石書店
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-7503-5187-2
4-7503-5187-3
税込価格 4,400円
頁数・縦 278P 20cm

商品内容

要旨

「金」や「労働」だけではなく「民主主義」のために戦った「ネクタイ部隊」の実像。民主化抗争やソウルオリンピック、朝鮮戦争関連番組を通して1990年代の韓国社会を抉り出しながら、ダイナミックなミドルクラスの境界侵犯の実態を「転換期」として分析的に捉え直した文化社会学的アプローチによる朝鮮戦争研究の意欲作。

目次

序章 ポスト冷戦期韓国のミドルクラスを考えることとは
第1章 浮き彫りとなったミドルクラス―前景としての1980年代
第2章 ミドルクラスと朝鮮戦争の記憶の仕方
第3章 「反共捕虜」とイデオロギーの彼方
第4章 グローバル化と脱北者の増加―「離脱」へのまなざしの変化
第5章 新自由主義とネットワーク時代のミドルクラス
終章 ミドルクラスはなぜ問われるのか

著者紹介

崔 銀姫 (サイ ギンキ)  
佛教大学社会学部教授。専門はメディア研究(社会情報学)。東京大学大学院社会文化研究科博士課程中途退学。韓国ソウル大学言論情報研究所客員教授(2010年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)