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文豪たちの住宅事情 住んだ家、住んだ土地から見えてくる文豪たちの人生と文学

出版社名 笠間書院
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-305-70939-4
4-305-70939-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 358P 19cm

商品内容

要旨

なぜ彼らは「そこ」に住んだのか?

目次

第1部 ふるさとへの愛憎(島崎藤村―「家」との格闘、旅人の「宿」
萩原朔太郎―「永遠の漂泊者」は家郷を憎み愛した ほか)
第2部 放浪しながら書く(与謝野晶子―貧しくも、歌と家族と暮らす家
石川啄木―東京と故郷、憧れに生きた貧しい暮らし ほか)
第3部 執筆の場を定めて(森〓外―「普請中」の日本に住む
夏目漱石―借家住まいの書斎から ほか)
第4部 終の棲家へ(正岡子規―転々とした学生時代と根岸の病床
泉鏡花―玄関番としての青春、文人町での安住 ほか)

出版社・メーカーコメント

なぜ彼らは「そこ」に住んだのか?一生借家住まい(夏目漱石)、20坪の庭が全宇宙(正岡子規)、化物屋敷から瀟洒な洋館へ(佐藤春夫)、46か所住んで土蔵の書斎が終の棲家(江戸川乱歩)、「どこに住んでも同じことである」(太宰治)、竹に始まり竹に終わる(水上勉)……。住んだ家、住んだ土地から見えてくる文豪たちの人生と文学。住んだ家、住んだ土地から見えてくる文豪たちの人生と文学総勢30名の文豪を取り上げ、なぜ文豪はその「土地」に住んだ(選んだ、引っ越した)のか、またなぜ、その「家」を選んだのかを、人生の流れを通してその「事情」を解説します。文豪が住んだ土地の当時の状況、住宅の値段や家賃、住宅内外の人間関係やエピソードも、エッセイや小説からの引用でわかりやすく紹介。深い内容ながらも、親しみやすいデザインとイラストで、文学・文豪好きから、文学散歩のお供にと、幅広い層におすすめできる内容です

著者紹介

田村 景子 (タムラ ケイコ)  
1980年群馬県前橋市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。現在、和光大学准教授
小堀 洋平 (コボリ ヨウヘイ)  
1986年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。同大学助手・次席研究員(研究院講師)、皇學館大学助教・准教授を経て、和洋女子大学准教授
田部 知季 (タベ トモキ)  
1989年宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員DC1、同PDを経て、早稲田大学講師(任期付)
吉野 泰平 (ヨシノ タイヘイ)  
1990年静岡県生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、早稲田大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)