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探偵はここにいる

出版社名 駒草出版株式会社ダンク出版事業部
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-909646-39-2
4-909646-39-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 350P 19cm

商品内容

要旨

姿を見せない者たちが語る、知られざるリアルと自身の人生。「追う」「撮る」「割る」探偵の行動原則から導き出されることとは?対象者の嘘を暴く彼らの報告に、嘘も偽りもなければ、誇張や推測もない。ただ、事実のみが記される。

目次

第1章 名探偵の条件
第2章 ピエロの脱皮
第3章 探偵愛
第4章 ドリンクバー
第5章 ハードボイルドの葛藤
第6章 探偵を辞める日
第7章 女探偵、現る
第8章 セカンドキャリア
第9章 依頼者A子の告白
第10章 追憶のホームズ

出版社・メーカーコメント

探偵の仕事は「追う」「撮る」「割る」探偵社への依頼の多くは浮気調査である。依頼者(妻もしくは夫)が疑惑の目を向ける相手(夫もしくは妻)を探偵たちは「対象者」と呼ぶ。また、対象者の浮気相手である人物は「第二対象者」と呼ばれる。「追う」とは、対象者を尾行すること。「撮る」とは、浮気の証拠を撮影すること。「割る」とは、浮気相手である第二対象者の自宅住所を押さえることである。そのどれもが離婚調停の際、依頼者の強い武器となり対象者を追い詰めることになる。言い逃れできない証拠が探偵たちの手で積み上げられる……探偵は自信の持つ経験と技術で、対象者に気付かれることなく不貞の現場を追い続ける。浮気相手とのスマホでのやり取りも撮影され、調査報告書に添付される。浮気相手の住所氏名はもちろん、その職場も特定されて慰謝料が請求されることになる。追われた対象者は、探偵の姿はもちろん気配さえ気づくことなく丸裸にされていくのだ。ドラマや映画で探偵を目にすることはあるが、現実社会においてその姿を見ることはない。男性なのか女性なのか。若いのか年配なのか。依頼者でさえ、現場の探偵の姿を見ることはない。本書では、姿を現すことのない探偵九人に日常の業務で目にした生々しい現場の数々と自身の半生を語ってもらっている。当事者たちの人生が大きく変わることになる現場で彼らは何を見るのか。フィクションの世界ではヒーローとして描かれている探偵だが、現実の探偵はどのような素顔なのか。社会の闇で絡み合った複雑で猥雑な糸をほどいていく……そんな探偵たちがここにいる!

著者紹介

森 秀治 (モリ ヒデハル)  
1976年生まれ。京都府出身。神戸大学理学部物理学科卒業。神戸大学自然科学研究科地球惑星科学専攻修了。出版社勤務を経て、現在はフリーランスの編集者&ライター。ビジネス書、自己啓発書、自然科学書を中心に、数多くの書籍制作に携わる。森まりも名義で著書『仕事の壁にぶつかった僕に、たとえば宇宙人なら何を教えてくれるだろう?』(大和書房)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)