商品内容
要旨 |
250年以上も続いたキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた「かくれキリシタン」たち。その歴史に光を当てたのが、2018年に世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。ところが、県が作ったPRパンフレットからは、「最後のかくれキリシタンの島」の存在がこっそり消されていた。その島の名は「生月島」―。島に残る信仰は、独特だ。音だけを頼りに伝承されてきた「オラショ」という祈りや、「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画。取材を進めるなかで、著者はこの信仰がカトリックの主流派からタブー視されてきたことを知る。一体、なぜ―。第24回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 |
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目次 |
序章 ちょんまげ姿の洗礼者ヨハネ |
出版社・メーカーコメント
7月の世界遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。だが、長崎県の作成したパンフレットから、「ある島」の存在がこっそり消されていた。その背景にあるカトリック史の重大タブーとは――。