9条の戦後史
ちくま新書 1569
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年5月 |
ISBNコード |
978-4-480-07402-7
(4-480-07402-3) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 555P 18cm |
商品内容
要旨 |
世界に先がけた理想として敗戦国日本にもたらされた憲法9条。だがその9条とのあいだに、私たち日本人は生きた関係を築けずにきた。原初からの問いを育てることができなかったからだ。もし9条が役に立ちうるとすれば、それを生かすのにいま、何が必要なのか―。日米安保条約締結から、改憲派・護憲派の二項対立が形成される高度成長期をへて、冷戦終結後、対米従属を深め混迷にいたる現在まで。戦後史の深層を丹念に掘り起こし、ゼロからの問いを提起する。『9条入門』の後半として書き下ろされた、著者さいごの提言。 |
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目次 |
第1部 日米安保条約と憲法9条―1950年代(改憲論の登場) |
出版社・メーカーコメント
憲法9条をどのように使うことが、私たちにとって必要なのか。日米同盟と9条をめぐる「せめぎあい」の歴史をたどり、ゼロから問いなおす。著者、さいごの戦後論。