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「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む

出版社名 青弓社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-7872-3486-5
4-7872-3486-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 239P 19cm

商品内容

要旨

「テレビは見ない」という声をよく耳にするが、一方でテレビのコンテンツが話題になったり炎上したりすることも多い。テレビ、特にバラエティーとドラマのダメな点と面白い点を正面から指摘して、フェミニズムやジェンダーの視点からエンタメコンテンツの問題点と可能性を探る。

目次

第1部 バラエティーとフェミニズム・ジェンダー(第七世代が浮き彫りにするテレビの問題点
人気バラエティー番組でのジェンダーの“描かれ方”
テレビ史から見える女性芸人というロールモデルと可能性
わきまえない女たち―女性芸人とフェミニズムとエンパワーメント
バラエティー番組の暴力性―性的マイノリティをめぐる表現から
なぜワイドショーはずっとああいう感じなのか)
第2部 ドラマとフェミニズム・ジェンダー(フェミニズムの視点を取り入れた日本のドラマの変遷―二〇一四年から現在まで
坂元裕二、宮藤官九郎、野木亜紀子―三人の作家とフェミニズム
『チェリまほ』とBLドラマの現在地
プロデューサー本間かなみに聞く―ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』を作って
フェミニズムから見る韓国ドラマクロニクル
画面の向こうとこちらをつなぐ“シスターフッド”
わたしのためではない物語に親しむ―マイノリティ、ジェンダー、テレビドラマと社会空間のあいだから)

出版社・メーカーコメント

執筆者(以下、本書の掲載順) 西森路代、清田隆之、松岡宗嗣、武田砂鉄、前川直哉、佐藤結、岩根彰子、鈴木みのり かつては「娯楽の王様」と呼ばれ絶大な影響力を誇った地上波テレビも、SNSや「YouTube」の普及、ライフスタイルの変化に伴い、かつてほどの勢いを失っている。その原因には、視聴環境の変化だけではなく、アップデートされていないジェンダー観や「やらせ」などの演出面の問題、そしてマイノリティへの配慮やコンプライアンスなどの様々な問題が複合的に絡んでいて、テレビはマスメディアとして変革を迫られている。 一方で、ドラマでは、野木亜紀子、宮藤官九郎、坂元裕二などの作家たちは、自らの作品で新たなジェンダー観を描き、バラエティー番組では「お笑い第7世代」が活躍するなど、従来の価値観に縛られないコンテンツも相次いで登場して、テレビの新たな可能性を感じさせてもいる。 「テレビは見ない」「「YouTube」は見る」といった二者択一の議論ではなく、テレビのどこがダメで、どこが面白いのかを正面から語るために、昨今大きな注目を集め、また社会的な課題でもあるジェンダーやフェミニズムの視点からバラエティーとドラマを中心としたエンターテインメントコンテンツを問い直す。 様々なジャンルで活躍する書き手がテレビの「いま」に切り込む、「テレビ好き」も「テレビ嫌い」も必読の新しいテレビ論。