台北プライベートアイ
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2021年5月 |
ISBNコード |
978-4-16-391367-4
(4-16-391367-X) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 383P 19cm |
商品内容
文学賞情報 |
2022年
第13回
翻訳ミステリー大賞受賞 |
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要旨 |
劇作家で大学教授の呉誠は五十歳を前に妻に見捨てられ、鬱々として楽しまぬ日々。ついに教職を捨て、演劇界とも縁を切り、台北の街外れ臥龍街に引っ越して私立探偵の看板を上げる。初仕事をなんとかこなした素人探偵だったが、台北中を騒がせる六張犁連続殺人事件に巻き込まれ、自ら真犯人探しに乗り出すはめに! |
出版社・メーカーコメント
台湾発、私立探偵小説の新たなる傑作が登場!監視カメラの網の目をかいくぐり、殺人を続ける犯人の正体は?劇作家で大学教授でもある呉誠(ウ―チェン)は若い頃からパニック障害と鬱病に悩まされてきた。ある日、日頃の鬱憤が爆発して酒席で出席者全員を辛辣に罵倒してしまう。恥じ入った呉誠は芝居も教職もなげうって台北の裏路地・臥龍街に隠遁し、私立探偵の看板を掲げることに。だが、にわか仕立ての素人探偵が台北中を震撼させる猟奇事件・六張犂(リュウチャンリ)連続殺人事件に巻き込まれ、警察から犯人と疑われる羽目に陥。呉誠は己の冤罪をはらすため、自分の力で真犯人を見つけ出すことを誓う。監視カメラが路地の隅々まで設置された台北で次々と殺人を行い、あまつさえ呉誠の自宅にまで密かに侵入する謎のシリアルキラー〈六張犂の殺人鬼〉の正体は?探偵VS犯人のスリリングなストーリー展開と、ハードボイルド小説から受け継いだシニカルなモノローグ、台湾らしい丁々発止の会話。台湾を代表する劇作家が満を持して放った初めての小説は台湾で話題を呼び、台北国際ブックフェア大賞を受賞したほか、フランス、イタリア、トルコ、韓国、タイ、中国語簡体字版が刊行された。