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鏡の背面

集英社文庫 し23−13

出版社名 集英社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-08-744243-4
4-08-744243-8
税込価格 1,188円
頁数・縦 650P 16cm

商品内容

要旨

薬物やDVなどで心的外傷を負った女性たちの施設で火災が発生し、「先生」と慕われた小野尚子が死亡した。聖母と讃えられた女性の死を皆が悼むなか、警察から遺体は別人だったと連絡がくる。高潔な聖母は誰だったのか?施設の優紀は、過去に小野を取材したライターの知佳とともに、なりすましの真相を追っていくが…。人間の内面を深い洞察で描く戦慄の長編サスペンス。吉川英治文学賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

聖母が死んだ。薬物や性暴力によって心的外傷を負った女性たちのシェルター「新アグネス寮」で発生した火災。「先生」こと小野尚子は取り残された薬物中毒の女性と赤ん坊を助けるために死亡。スタッフがあまりにふさわしい最期を悼むなか、警察から衝撃の事実が告げられる。「小野尚子」として死んだ遺体は、まったくの別人だった。スタッフ中富優紀は、ライター山崎知佳とともに、すべての始まり、「1994年」に何が起こったのかを調べ始め、かつて「女」を追っていた記者にたどり着く。老舗出版社の社長令嬢、さる皇族の后候補となったこともある優しく、高潔な「聖母」の正体とは……。一方、指導者を失ったシェルター内では、じわじわと不協和音が……。疑念渦巻く女の園、傑作長編サスペンス。【著者略歴】篠田 節子(しのだ せつこ)1955年東京都生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。97年『ゴサインタン』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、09年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞を受賞。著書に『夏の災厄』、『インコは戻ってきたか』、『夜のジンファンデル』『長女たち』など多数。

著者紹介

篠田 節子 (シノダ セツコ)  
1955年、東京都八王子市生まれ。東京学芸大学卒業。90年『絹の変容』で第3回小説すばる新人賞を受賞。96年『ゴサインタン』で第10回山本周五郎賞、97年『女たちのジハード』で第117回直木賞、2009年『仮想儀礼』で第22回柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で第61回芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で第10回中央公論文芸賞を受賞。19年『鏡の背面』で第53回吉川英治文学賞受賞。20年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)