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怪しくて妖しくて

集英社文庫 あ13−15

出版社名 集英社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-08-744245-8
4-08-744245-4
税込価格 990円
頁数・縦 433P 16cm

商品内容

要旨

交際を始めたいつも帽子姿の女性が、突然行方をくらます。手掛かりは豊かな黒髪…「黒髪奇談」。大きな向日葵の腕時計をした少女に、“だれか殺したい人、いますか”と聞かれて…「向日葵の夢」。祖母が幼い頃、土蔵の中にある鏡台を覗いたら、自分の背後に青白い顔が映ったという。古い鏡はあの世とこの世をつなぐ出入口…「鏡の中」。夢と現のあわい、奇妙で不可思議な世界をミステリアスに描く12編。

出版社・メーカーコメント

嗚呼、怪し。現代版『夢十夜』ショートショートの名手、阿刀田高が贈る夢と現実(うつつ)のあわいに現れる、日常の恐怖を描いた珠玉の短編集。黒髪の美しい、不思議な女の後を追って……「黒髪奇談」、かつて「殺したい人、いますか」そう尋ねた孤独な少女……「向日葵の夢」、暗い土蔵のなかに捨て置かれた鏡、その中で蠢くものは……「鏡の中」、同じ夢を見る。他人には言えない秘密を持った日には……「白い部屋」など全12編。【著者略歴】阿刀田 高(あとうだ たかし)1935年東京生まれ。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞を、『ナポレオン狂』で直木賞を、1995年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。2003年紫綬褒章、2009年旭日中綬章受章。著書多数。

著者紹介

阿刀田 高 (アトウダ タカシ)  
1935年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。国立国会図書館勤務を経て、作家に。79年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞受賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)