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戦国の村を行く

朝日新書 816

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-02-295126-7
4-02-295126-5
税込価格 979円
頁数・縦 298P 18cm

商品内容

要旨

あいつぐ戦乱に加え、飢饉・天災の中を村人たちはどうやって生き抜いたのか?落城後の城下で横行した、苛烈きわまる人の略奪と売買。戦国の戦場には、一般の雑兵たちのほか、「濫妨衆・濫妨人・狼籍人」といったゲリラ戦や略奪・売買のプロたちが大名軍に雇われ、戦場を闊歩。戦争の惨禍の焦点は、身に迫る奴隷狩りにあった。村の人々や領主は、それにどう対処したのか。したたかな生命維持装置としての村とは何か。戦国時代研究の第一人者による名著復活!

目次

1 村の戦争(戦場の荘園の日々―和泉国日根荘
村人たちの戦場
戦場の商人たち)
2 村の平和(荘園の四季
村からみた領主
村の入札)
3 中世都市鎌倉(鎌倉の祇園会と町衆)

出版社・メーカーコメント

信長、秀吉の時代、あいつぐ戦乱に加え、飢饉・天災にみまわれるなどの過酷な環境を村人たちはどう生き抜いたのか。落城後の城下で横行したのは苛烈きわまる「人の略奪」と「売買」だった。戦国の戦場には一般の雑兵たちのほか、「濫妨衆・濫妨人・狼藉人」といったゲリラ戦や略奪・売買のプロたちが大名軍に雇われ、戦場を闊歩していた。戦争の惨禍の焦点は身に迫る奴隷狩りにあったのだ。村の人々や領主はそれにどう対処したのか。戦国時代、悪党と戦い百姓が城をもった村や小田原攻めの豊臣軍からカネで平和を買った村などの存在が史料から浮かび上がる。したたかな生命維持装置(サヴァイヴァル・システム)としての村とは何か。戦国時代研究の第一人者による名著復活。解説・校訂/清水克行・明治大学教授。

著者紹介

藤木 久志 (フジキ ヒサシ)  
1933年、新潟県に生まれる。新潟大学卒業・東北大学大学院修了。文学博士。立教大学名誉教授。日本中世史専攻。2019年、逝去
清水 克行 (シミズ カツユキ)  
1971年、東京都生まれ。立教大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。現在、明治大学商学部教授。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)