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東方の言葉

角川ソフィア文庫 H117−5

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-04-400642-6
4-04-400642-3
税込価格 924円
頁数・縦 241P 15cm

商品内容

要旨

「自己を灯火とし、自己をよりどころとせよ」(大ニッバーナ経)、「もろひとの病はわが病である」(維摩経)。仏教・東洋思想の碩学が、自身が感銘をうけた東洋における宗教の至言を解説。厳厳された60の簡潔なフレーズが、宗派や既成宗教の制約をこえ、私たちの心を揺さぶる。宗教への真実の道は、生活のことばをもって理解し表現することにあるという確信から著された、現代人が生きるための指針の書。「附 カナガキ仏教書」を収録。

目次

仏教外のインドの諸宗教(絶対者への通路
真実の自己 ほか)
原始仏教(金銭の誘惑
欲楽におけるあやまち ほか)
後代のインド仏教(もろひとの病
すくい ほか)
中国仏教(天地と一体
邪と正 ほか)
日本仏教(あらあらしいことをするな
生れて死す ほか)
附 カナガキ仏教書

出版社・メーカーコメント

仏教・インド思想の叡智、60の至言「自己を灯火とし、自己をよりどころとせよ」(大ニッバーナ経)。仏教・東洋思想の碩学が、自身が感銘をうけた60の至言を解説。宗派や既成宗教をこえて心を揺さぶる、現代人が生きるための指針の書。

著者紹介

中村 元 (ナカムラ ハジメ)  
1912年、島根県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授、東方学院学院長、比較思想学会名誉会長、日本学士院会員などを歴任。仏教思想・インド哲学の第一人者。紫綬褒章、文化勲章、勲一等瑞宝章受章。人間ブッダの姿を明らかにするとともに、人類共通の普遍思想を求めて、仏教と西洋思想の比較思想研究を推進。著作の他、原始仏典をはじめ多数の翻訳書がある。1999年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)