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世界と日本の地理の謎を解く

PHP新書 1259

出版社名 PHP研究所
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-569-84948-5
4-569-84948-2
税込価格 1,045円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

ナミビアに広がるナミブ砂漠は世界一美しい砂漠として知られる。海岸付近の砂は白いが、内陸部になると赤味を帯びる。なぜ砂が赤くなるのか。また、この砂漠はいかにしてできたのか。鳥取砂丘との共通点は?著者は調査・研究で、南アルプス、桜島、スイスの氷河、キリマンジャロ、さらにはイースター島やマダガスカルなどなど、日本全国津々浦々と海外50か国以上を訪れた経験を持つ。本書は著者が現地で出くわした地理の不思議を、現地調査や文献調査によって謎解きをし、記述したものである。「そうだったのか!」という感激が伝わる知的興奮の一冊。

目次

第1章 フィヨルドはどのようにしてできたのか?―ノルウェー、ニュージーランド、日本のリアス海岸
第2章 火山島誕生後、島はどのように森に覆われていくのか?―ハワイ、桜島、雲仙普賢岳
第3章 砂漠の砂丘はどのようにしてできたのか?―ナミブ砂漠、カラハリ砂漠、鳥取砂丘
第4章 温暖化は、高山の氷河や生態系、住民生活にどのように影響を及ぼすのか?―ケニア山、キリマンジャロ、北アルプス、南アルプス、中央アルプス
第5章 日本の平野に築かれたお城や海外のお城の地形的共通点は?―江戸城、名古屋城、大阪城(真田丸)、ドイツの城
第6章 なぜ、そこに山があるのか?―富士山、アポイ岳、早池峰山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、丹沢山地、比叡山、比良山地、大文字山、吉田山、ヒマラヤ、エベレスト、キリマンジャロ、ケニア山、ルウェンゾリ山地
第7章 なぜ、イースター島、ハワイ、マダガスカルは1万キロも離れているのに言葉が似ているのか?
第8章 なぜ世界どこでも山が信仰の対象になるのか?―御嶽山、愛宕山、ヒマラヤ、ケニア山、アグン山(インドネシア・バリ島)、アンデス

出版社・メーカーコメント

「世界一美しい砂漠」はどのようにできたのか。江戸城、名古屋城、大阪城の共通点とは? 元人気予備校講師の大学教授による名講義。

著者紹介

水野 一晴 (ミズノ カズハル)  
京都大学大学院文学研究科地理学専修・教授。理学博士。1958年名古屋市生まれ。名古屋大学文学部地理学専攻卒、北海道大学大学院修士課程修了、東京都立大学大学院博士課程修了。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授などを経て現職。専門は自然地理学(植物地理学)だが、人文地理学や人類学的調査も行っている。これまで調査・研究で世界50か国以上を訪れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)