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恐怖 アーサー・マッケン傑作選

創元推理文庫 Fマ1−3

出版社名 東京創元社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-488-51003-9
4-488-51003-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 642P 15cm

商品内容

要旨

アーサー・マッケンは1863年、ウエールズのカーレオン・オン・アスクに生まれた。ローマに由来する伝説と、ケルトの民間信仰が受け継がれた地で、神学や隠秘学に関する文献を読んで育ったことが、唯一無二の作風に色濃く反映されている。古代から甦る恐怖と法悦を描いて物議を醸した、出世作にして代表作「パンの大神」ほか全7編を平井呈一入魂の名訳にて贈る。

出版社・メーカーコメント

アーサー・マッケンは平井呈一が最も愛した怪奇小説家だった。二十代の頃、友人から借りた英国の文芸雑誌で「パンの大神」に出会った平井青年は、読後の興奮収まらず、夜が明けるまで東京の街を歩き回ったという。戦後その翻訳紹介に尽力、晩年には『アーサー・マッケン作品集成』全六巻を完成させた。太古の恐怖が現代に甦る「パンの大神」のほか、大戦中に英国の或る地方を襲った怪事件の顛末を描く中篇「恐怖」などの七編に、作品集成の解説すべてを併載。

著者紹介

マッケン,アーサー (マッケン,アーサー)   Machen,Arthur
1863年ウエールズ、カーレオン・オン・アスクで、代々牧師の家系に生まれる。軍医を志すも挫折した後、作家を目指してロンドンで創作活動を開始。出世作にして代表作となった「パンの大神」は、イギリスの文壇に大きな衝撃を与えた。40歳を前に一度筆を折り、約10年にわたりシェイクスピア劇の劇団員として生活を送る中で『夢の丘』、「生活の欠片」などを執筆。第一次世界大戦を機に、怪奇実話や随想を発表するようになり、文筆生活を再開した。1947年没
平井 呈一 (ヒライ テイイチ)  
1902年東京に生まれる。早稲田大学中退。67年、“小泉八雲作品集”12巻完成により日本翻訳文化賞を受賞。76年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)