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花火 吉村昭後期短篇集

中公文庫 よ13−16

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-12-207072-1
4-12-207072-4
税込価格 946円
頁数・縦 362P 16cm

商品内容

要旨

滅しゆく身体の変化。ほのかな生命のゆらぎ。若き日に死線を彷徨った作家は、生涯を通して生と死を見つめ続けた。円熟の晩年を迎え、その静謐な目は何をとらえたか。短篇小説の名手でもあった吉村昭が昭和後期から平成一八年までに著した、遺作「死顔」を含む一六篇。

出版社・メーカーコメント

重厚な歴史小説とともに多くの短篇を残した吉村昭。昭和後期から平成一八年に没するまで、「後期」の作品群より遺作を含む一五篇を収録。〈編者解説〉池上冬樹

著者紹介

吉村 昭 (ヨシムラ アキラ)  
1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成18)年没
池上 冬樹 (イケガミ フユキ)  
1955(昭和30)年、山形県生まれ。立教大学日本文学科卒。文芸評論家。東北芸術工科大学教授。週刊文春、共同通信、産経新聞ほかで幅広く書評を執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)