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恵那の戦後教育運動と現代 『石田和男教育著作集』を読む

出版社名 花伝社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-7634-0967-6
4-7634-0967-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 252P 19cm

商品内容

要旨

戦後民主主義教育運動の大きな流れのなかで、生活綴方教育の可能性を探求し、独創的な運動を組み立てた石田和男と恵那の教育運動。「子どもをつかむ」思想、子どもの「生活実感」へのこだわり、「生活綴方の精神」、「地域に根差す」ことの意味、「魂の技師としての教師」論―数々の実践の教育学的な意味を探る。

目次

はじめに 『石田和男教育著作集』発刊の現代的意義
序章 恵那の戦後教育運動の展開と戦後日本の教育学
第1章 戦後の生活綴方教育運動の出発―石田和男『ありの子学級実践記』によせて
第2章 恵那勤評反対闘争の特質―恵那勤評闘争と恵那教育会議(一九五七‐六二年)
第3章 「子どもをつかむ」思想と方法の展開―「地肌の教育」から生活綴方の再興へ
第4章 「生活実感」と科学の統一という視点―石田の学力、科学、表現、生活概念について
第5章 恵那と石田和男の生活綴方のとらえ方―書くことの意味、自分を基盤とした思考、生活の再構成
第6章 坂元忠芳の教育学の展開と恵那の教育実践

著者紹介

佐貫 浩 (サヌキ ヒロシ)  
1946年、兵庫県丹波篠山市生まれ、法政大学名誉教授。教育科学研究会常任委員、雑誌『教育』編集委員、平和・国際教育研究会代表。専攻領域、教育政策論/平和教育学/社会科教育/教育課程論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)