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俳句で学ぶ唯識超入門 わが心の構造

出版社名 春秋社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-393-13448-1
4-393-13448-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 229P 20cm

商品内容

要旨

難解な心の哲学、仏教唯識の考えを、俳句や短歌など日本の詩歌を通して、生きてあることの共感を込めて、身近に、わかりやすく、明快に語る。

目次

1 わが表面心―五識と意識(四温なりお茶の熱さが違う夜(永六輔)
目には青葉山郭公初鰹(山口素堂)
道のべの木槿は馬にくはれけり(松尾芭蕉) ほか)
2 わが深層心―末那識と阿頼耶識(パナマ帽脱げば砂上の影も脱ぐ(横山白虹)
枇杷むけば種堂々と現われる(永六輔)
五月雨をあつめて早し最上川(松尾芭蕉) ほか)
3 求める心―分別をこえて(隣の家に蔵が建ちゃわしゃ腹が立つ(古川柳)
真直ぐ往けと白痴が指しぬ秋の道(中村草田男)
土不踏ゆたかに涅槃し給へり(川端茅舎) ほか)

出版社・メーカーコメント

仏教の深層心理、唯識の世界の扉を開く、目からウロコの超入門。わたしの「心」とは何か。そして「世界」とは。難解な心の哲学、仏教唯識の考えを、俳句や短歌など日本の詩歌を通して、分かりやすく明快に、生きてあることの共感をも込めて解き明かす。

著者紹介

多川 俊映 (タガワ シュンエイ)  
1947年奈良に生まれる。1969年立命館大学文学部卒業。1989年興福寺貫首。現在、興福寺寺務老院、同寺菩提院住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)