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死にかた論

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-10-603866-2
4-10-603866-8
税込価格 1,540円
頁数・縦 215P 20cm

商品内容

要旨

七十歳を過ぎた稀代の思想家が、自らのこととして死と向き合った。欧米の、「生きること」だけに価値を置く「生命尊重主義」では、とてもじゃないが穏やかに死ねない。ヒントは古からの日本人の死生観にあるにちがいない。自然信仰を探り、日本仏教の「死と生」の関係を見る。西洋とはまったく違う「死にかた」を知った時、私たちは少しばかり安心して旅立てる。

目次

第1章 安楽死という難問
第2章 安楽死と「あいまいさ」
第3章 「死」が「生」を支える
第4章 日本人の「魂」の行方
第5章 仏教の死生観とは何か
第6章 道元の「仏性」論
第7章 「生と死の間」にあるもの
第8章 「死」とは最後の「生」である

出版社・メーカーコメント

七十歳を過ぎた稀代の思想家が、自らのこととして死と向き合った。欧米の「生命尊重主義」では、とてもじゃないが穏やかに死ねない。ヒントは古(いにしえ)からの日本人の死生観にあるにちがいない。自然信仰を探り、日本仏教の「死と生」の関係を見る。西洋とは全く違う「死にかた」を知った時、私たちは少しばかり安心して旅立てる。

著者紹介

佐伯 啓思 (サエキ ケイシ)  
1949(昭和24)年、奈良県生まれ。社会思想家。京都大学名誉教授。京都大学こころの未来研究センター特任教授。東京大学経済学部卒。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。2007年正論大賞。『隠された思考』(サントリー学芸賞)など著作多数。雑誌「ひらく」監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)