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もう一杯、飲む?

新潮文庫 し−21−21

出版社名 新潮社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-10-105835-1
4-10-105835-0
税込価格 605円
頁数・縦 232P 16cm

商品内容

要旨

ときに酒は、記憶を呼び覚ます装置になる。わたしを魅了するあの人は昼間から水玉のお猪口を手にしていた。僕はビールの苦さに重ねて父の呟きを反芻する。恋の行方を探りながらそっと熱爛を飲んだ日、ただ楽しくて倒れるほど飲んだ夜、まだ酒を知らなかった若さを、今は懐かしく思う。もう会えない誰かと、あの日あの場所で。九人の作家が小説・エッセイに紡いだ「お酒のある風景」に乾杯!

目次

冬の水族館(角田光代)
その指で(島本理生)
これがいいんだ(燃え殻)
シネマスコープ(朝倉かすみ)
陸海空旅する酔っぱらい(ラズウェル細木)
カナリアたちの反省会(越谷オサム)
奇酒は貴州に在り(小泉武夫)
エリックの真鍮の鐘(岸本佐知子)
振り仰ぐ観音図(北村薫)

出版社・メーカーコメント

ときに酒は、記憶を呼び覚ます装置になる。わたしを魅了するあの人は昼間から水玉のお猪口を手にしていた。僕はビールの苦さに重ねて父の呟きを反芻する。恋の行方を探りながらそっと熱燗を飲んだ日、ただ楽しくて倒れるほど飲んだ夜、まだ酒を知らなかった若さを、今は懐かしく思う。もう会えない誰かと、あの日あの場所で。九人の作家が小説・エッセイに紡いだ「お酒のある風景」に乾杯!

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)  
1967年、神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞受賞。著書多数
島本 理生 (シマモト リオ)  
1983年、東京生まれ。2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作、03年「リトル・バイ・リトル」で野間文芸新人賞、18年『ファーストラヴ』で直木賞を受賞。著書多数
燃え殻 (モエガラ)  
1973年、神奈川県生まれ。都内のテレビ美術制作会社に勤務。2017年、ウェブサイト「cakes」での連載をまとめた『ボクたちはみんな大人になれなかった』で小説家デビュー
朝倉 かすみ (アサクラ カスミ)  
北海道生まれ。2004年に「肝、焼ける」で小説現代新人賞を受賞。09年に『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞、19年に『平場の月』で山本周五郎賞受賞。著書多数
ラズウェル細木 (ラズウェルホソキ)  
1956年、山形県生まれ。83年に漫画家デビューし、呑兵衛たちの心をくすぐる漫画を発表し続けている。2012年、『酒のほそ道』などで手塚治虫文化賞短編賞受賞。著書多数
越谷 オサム (コシガヤ オサム)  
1971年、東京生まれ。2004年、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作『ボーナス・トラック』でデビュー。『陽だまりの彼女』は映画化され、ミリオンセラーに。ほかに著書多数
小泉 武夫 (コイズミ タケオ)  
1943年、福島県の酒造家に生まれる。東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は発達学、醸造学、食文化論。著書多数
岸本 佐知子 (キシモト サワコ)  
翻訳家。訳書多数。2007年『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞
北村 薫 (キタムラ カオル)  
1949年、埼玉県生まれ。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の〓』で日本推理作家協会賞、2006年『ニッポン硬貨の謎』で本格ミステリ大賞“評論・研究部門”、09年『鷺と雪』で直木賞、16年日本ミステリー文学大賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)