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保身 積水ハウス、クーデターの深層

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-04-109756-4
4-04-109756-8
税込価格 2,310円
頁数・縦 365P 20cm

商品内容

要旨

地面師=他人の土地を自分のもののように偽り、第三者に売り渡す詐欺師。積水ハウスは地面師に騙され、取引総額七〇億円、五五億五九〇〇万円を支払った。実力派会長の突然の辞任。それは、社長の「保身」によるクーデターだった!積水ハウスでは二〇一八年、地面師事件の全容解明を進める会長が失脚した。背景には、事件への社長責任が明記された「調査報告書」の存在があった。責任を問われた社長が、会長を返り討ちにしたのだ。繰り返される大手企業の不祥事。名ばかりのコンプライアンスはなぜ蔓延したのか?日本企業の腐敗構造までも暴く経済ルポ!

目次

序章 解任―クーデター政権、樹立す
第1章 事件―推進圧力は社長がもたらした
第2章 不正―現場は地面師に引き寄せられた
第3章 予兆―カリスマ君臨と腹心の野望が交錯する
第4章 暗闘―副社長、策動す
第5章 隠蔽―絶対権力の道へ
第6章 結集―公器としての会社を問う
第7章 総会―企業倫理、漂流す
終章 腐敗―立憲主義を取り戻せるか?

出版社・メーカーコメント

なぜ、小物ばかりトップになるのか?役職が上の者ほど責任から逃げるのか?日本にはいまだ経営トップの不正を監視し、正す機能がない。 隠蔽された「騙されるはずのなかった」地面師事件。積水ハウスで起きたクーデターの内実を明かし、この国の漂流する企業倫理までも抉りだす経済ルポ!

著者紹介

藤岡 雅 (フジオカ タダシ)  
1975年4月6日、福岡県生まれ。拓殖大学政治経済学部卒。編集プロダクションを経て、2005年12月より講談社『週刊現代』記者。福岡のいじめ自殺事件やキヤノンを巡る巨額脱税事件、偽装請負問題などを取材。リーマンショックを機にマクロ経済やマーケット、企業研究などの分野に活動を広げ、東芝の粉飾決算の事件などを担当した。現在は『週刊現代』のほかに「現代ビジネス」、「JBpress」などに記事を寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)