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合成生物学の衝撃

文春文庫 す24−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-16-791713-5
4-16-791713-0
税込価格 814円
頁数・縦 285P 16cm

商品内容

要旨

生命の設計図であるゲノムのデジタル改変を可能にした合成生物学。この技術で、人類は自然に存在しない生命体を誕生させることに成功した。医療などで応用が期待される一方、軍事転用の危険も指摘される“神の領域”の科学。第一線の科学者や巨額の投資を行う軍当局を取材し、その光と影に迫る、渾身のリポート。

目次

プロローグ わたしを離さないで
第1章 生物学を「工学化」する
第2章 人工生命体プロジェクトはこうして始まった
第3章 究極の遺伝子編集技術、そして遺伝子ドライブ
第4章 ある生物兵器開発者の回想
第5章 国防総省の研究機関は、なぜ合成生物学に投資するのか
第6章 その研究機関、DARPAに足を踏み入れる
第7章 科学者はなぜ軍部の金を使うのか
第8章 人造人間は電気羊の夢を見るか
第9章 そして、人工生命体は誕生した
エピローグ マダムはなぜ泣いたのか

著者紹介

須田 桃子 (スダ モモコ)  
1975年千葉県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了(物理学専攻)。毎日新聞科学環境部の記者を経て、2020年4月よりNewsPicks副編集長。15年、『捏造の科学者 STAP細胞事件』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞、科学ジャーナリスト大賞を受賞。毎日新聞の長期連載「幻の科学技術立国」で取材班キャップを務め、20年、連載を再構成・加筆した『誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃』(毎日新聞出版)で科学ジャーナリスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)