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違星北斗歌集 アイヌと云ふ新しくよい概念を

角川ソフィア文庫 D134−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-04-400625-9
4-04-400625-3
税込価格 990円
頁数・縦 347P 15cm

商品内容

要旨

「アイヌと云ふ新しくよい概念を内地の人に与へたく思ふ」先住民族アイヌが公然と「亡びゆく民族」の烙印を押され、本来は「誇り高き人間」「立派な人」という意味を持つ「アイヌ」という言葉が侮蔑の響きをもって使われていた大正時代から昭和のはじめ。アイヌ民族復興のために立ち上がりその生涯を捧げ、病のため27歳で早世した歌人がいた。文庫ではじめて違星北斗の短歌、俳句、詩、童話、散文、ノートの記録を集める決定版。

目次

短歌
日記
俳句

童話・昔話
散文・ノート
手紙
コタン創刊号

出版社・メーカーコメント

「アイヌの啄木」と呼ばれた歌人の心の叫び。「アイヌと云ふ新しくよい概念を 内地の人に与えたく思う」土地をうばわれ、生活をうばわれ、差別を受けたアイヌ民族の青年が心の限りを詠んだ短歌がある。詩歌、散文、ノート、童話・昔話ほかを収載。

著者紹介

違星 北斗 (イボシ ホクト)  
1901年12月31日、北海道余市町生まれ(戸籍上は02年1月1日生まれ)。尋常小学校を卒業した後、家業の漁業に従事。21歳ごろから俳句をはじめ、25年、東京府市場協会の事務員として勤務。このころより短歌をはじめる。26年北海道に戻り、アイヌ同胞との対話や創作・執筆などの活動を通してアイヌ民族復興に生涯を捧げた。29年1月26日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)