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原写真論

出版社名 赤々舎
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-86541-135-5
4-86541-135-6
税込価格 3,300円
頁数・縦 339P 19cm

商品内容

要旨

アウグスト・ザンダー、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ウォーカー・エヴァンス、マヌエル・アルバレス・ブラーボ、ロバート・フランク、ジョナス・メカスらの影を負いながら、セバスチャン・サルガド、ペドロ・メイヤー、ヴィム・ヴェンダース、ミゲル・リオ・ブランコ、山村雅昭、大原治雄、東松照明、多木浩二ら同時代の写真家たちの示すイメージ世界の内奥へと旅した、著者三〇年の批評の鮮烈な軌跡。

目次

1(「瞬間の歴史」を証す人―大原治雄とブラジル
「ここではない場所」への想像力―ブロツキーあるいは都市への不可能な帰郷
親密さと聖なるもの―ペドロ・メイヤーの“ディジタルな真実” ほか)
2(映像による占領―戦後日本における写真と暴力
長崎から、時の群島へ―東松照明の長崎
ユートピアの震える風―『太陽の鉛筆』の未来 ほか)
3(時の地峡をわたって―レヴィ=ストロースと写真
眼と眼のはざまに砂漠が―アブ・グレイブを目撃しないこと
墓標を残すな! ほか)

著者紹介

今福 龍太 (イマフク リュウタ)  
文化人類学者・批評家。1980年代初頭からラテンアメリカ各地で人類学的なフィールドワークに従事。早くから写真、映画、音楽、メディア、スポーツ、文学等の領域でも旺盛な批評活動を展開。2002年から奄美・沖縄・台湾の群島を結ぶ遊動型の野外学舎“奄美自由大学”を主宰。ブラジルのサンパウロ・カトリック大学でも随時集中セミナーを持つ。著書に『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(讀賣文学賞)『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(宮沢賢治賞・角川財団学芸賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)