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ビジネス戦略から読む美術史

新潮新書 912

出版社名 新潮社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-10-610912-6
(4-10-610912-3)
税込価格 836円
頁数・縦 222P 18cm

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要旨

美術史というと画家の経歴や作品の生まれた背景、作風の変遷などに意識が向きがちだ。しかし、「ビジネス」を軸にその歴史を追ってみれば、高度な戦略が繰り返されていることがわかる。そもそも生活必需品ではない美術品を売るためには並々ならぬ努力とビジネスセンスが求められたのだ。本書では、16~17世紀頃のオランダ、ルネサンス期のイタリアから、19世紀フランスまでの代表的な美術作品を紹介しながら、画家や画商たちがいかに新しい市場を作り出し生き残ってきたか、その「ビジネス戦略」を解説する。その戦略や発想は現代にも示唆を与えるような斬新なものが多い。たとえば誕生当初は前衛的過ぎて不興を買っていた印象派の作品は、あえて前時代的な額縁や家具とともに販売されることで、絵画市場を牽引する高額商品へと変貌したという。著者は多摩美術大学教授。美術書や美術番組の制作企画の経験が豊富で、NHK『日曜美術館』、テレビ朝日『クイズ雑学王』などの番組監修にも携わっている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年7月27日]

商品内容

要旨

フェルメールの名画は「パン屋の看板」として描かれた!?ガラクタ扱いされていた印象派の価値を「爆上げ」したマーケティング手法とは?美術の歴史はイノベーションの宝庫である。名画・名作が今日そう評されるのは、作品を売りたい画家や画商、そして芸術を利用しようとした政治家や商人たちの「作為」の結果なのだ。ビジネス戦略と美術の密接な関係に光を当てた「目からウロコ」の考察。

目次

第1章 パン屋の広告だった!?フェルメール
第2章 ルネサンスを生んだメディチの闇金融
第3章 リモートワークに乗り遅れたダ・ヴィンチ
第4章 レンブラントの割り勘肖像画
第5章 「科学」を武器に職人ギルドを征した王立アカデミー
第6章 「元祖インスタ映え」ナポレオンのイメージ戦略
第7章 「ガラクタ」印象派の価値を爆上げした金ピカ額縁と猫足家具
第8章 美術批評のインフルエンサー・マーケティング

著者紹介

西岡 文彦 (ニシオカ フミヒコ)  
1952年生まれ。多摩美術大学教授。著書『絵画の読み方』で「名画の謎解き」ブームを起こす。美術出版、美術番組の制作・企画多数。国連地球サミットや愛知万博の企画にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)