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消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神

筑摩選書 0213

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-480-01731-4
4-480-01731-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 366P 19cm

商品内容

要旨

いくらモノを買っても幸福感は訪れず、世界各地で経済格差が広がり、環境危機が深刻化する―。資本主義社会が直面するこれらの問題を乗り越えるには何が必要か?身の回りのモノを捨て、最小限のモノで暮らすミニマリズムには、資本主義の支配力に抗して新たな文化を生み出す「脱資本主義の精神」に通じる回路があるという。今も圧倒的な支配力をもつ資本主義の「魔法」から抜け出すべく、「消費ミニマリズム」を多角的に検証し、その可能性を論じた画期的な思想書である。

目次

第1章 消費ミニマリズムの流行とその背景
第2章 消費社会とその批判
第3章 正統と逸脱の脱消費論
第4章 ミニマリズムの類型分析
第5章 ミニマリズムの倫理
第6章 ミニマリズムと禅
第7章 資本主義の超克

出版社・メーカーコメント

行き詰まりを見せる資本主義社会。その変革には「脱資本主義の精神」が必要であり、ミニマリズムにはそこへ通じる回路がある。その原理と展望を示した待望の書!

著者紹介

橋本 努 (ハシモト ツトム)  
1967年生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、北海道大学大学院経済学研究科教授。シノドス国際社会動向研究所所長。専門は経済社会学、社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)