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食卓で読む一句、二句。 お腹がぐぅ〜と鳴る、17音の物語

出版社名 ワニブックス
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-8470-7068-6
4-8470-7068-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 223P 19cm

商品内容

要旨

食べ物のことを考えてる時間って、なんだか幸せ。胃袋から元気になれる!読むほどにお腹がすく「食と俳句」。俳人姉妹が腹一杯、語り合う「おいしい」対談。

目次

第1章 日常の食卓(蒜をみぢんに打つて梅雨一家(鳥居美智子)
乾鮭と並ぶや壁の棕櫚箒(夏目漱石) ほか)
第2章 旅の食卓(避暑にあり温泉卵攻めにあふ(大石悦子)
箸楽ししよつつる鍋の貝ふらふら(阿波野青畝) ほか)
第3章 大勢で囲む食卓(蕗そらまめ花見〓笥にみどり添ふ(大野林火)
ざつくりと割れたるものを闇汁に(岸本尚毅) ほか)
第4章 祝いの食卓(麗らかな朝の焼麺麭はづかしく(日野草城)
寒紅やそのカクテルを私にも(星野椿) ほか)
第5章 思い出の食卓(暗き湖より獲し公魚の夢無數(藤田湘子)
衣被生き方はもう変へられぬ(長谷川せつ子) ほか)

出版社・メーカーコメント

俳句を知らない人も、楽しめる!好評だった前作『寝る前に読む一句、二句。』に続く、第2弾のテーマは「食卓」。『プレバト!!』の俳句コーナーで大人気の夏井いつきさんが、古今の名句をセレクトし、実妹である俳人、ローゼン千津さんと歯に衣着せぬ姉妹トークを展開します。肉ダネがぱんぱんに詰まってはち切れそうな「夏井家特製肉餃子」や、夫ケンコーさんが作ってくれる、ほくほくの「ニンニク丸揚げ」など、夏井さんの日常を彩る好物や、スイスの五つ星ホテルがサーブする「完璧な果物」、NY・マンハッタンのセンチュリークラブの「ドーバーソール」等、妹ローゼンさんが体験した、めくるめく美食・珍食の数々など読むほどにお腹がすくエピソード。そして、夏井家のおふくろの味、「味のしない弁当」の由来や、晩年の父と過ごした年の暮れ、「ニシン蕎麦」の思い出など、忘れがたい、家族の食卓と味の記憶。愉快な食の話は、いつしか人生観の核心へ。俳人姉妹が、全25句、腹一杯語り尽くします。その他、夏井さんが食をテーマに書き下ろしたコラムも収録。胃袋から元気になれる、味わい深い一冊です。

著者紹介

夏井 いつき (ナツイ イツキ)  
昭和32年生まれ。8年間の中学校国語教諭の後、俳人へ転身。「第8回俳壇賞」受賞。俳句集団「いつき組」組長。創作活動に加えて、俳句の授業「句会ライブ」や講演活動、「俳句甲子園」の創設にも携わるなど、30年以上「俳句の種蒔き」運動を続ける。TBS系「プレバト!!」俳句コーナー出演など、テレビやラジオでも活躍。YouTube「夏井いつき俳句チャンネル」も開設し俳句の普及に邁進している。2015年より俳都松山大使。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」他、各種媒体で俳句欄の選者を務める
ローゼン 千津 (ローゼン チズ)  
(株)夏井&カンパニーライター。俳号朗善千津。いつき組組員。藍生俳句会会員。藍生新人賞。初代「松山はいくガイド」メンバー。チャイコフスキー国際音楽コンクール金メダルチェリストの夫ナサニエル・ローゼンの付き人。姉は俳人の夏井いつき(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)