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パチンコ

ものと人間の文化史 186

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-588-21861-3
4-588-21861-1
税込価格 3,520円
頁数・縦 321,27,5P 20cm

商品内容

要旨

バガテールの伝来、ウォールマシンの登場、そしてパチンコの誕生へ。昭和を象徴する大衆娯楽「パチンコ」の全貌を物語る。ミン・ジン・リー『PACHINKO』の時代背景もより深くわかる、パチンコ史の決定版。

目次

パチンコの神様「正村ゲージ」
ねつ造正村ゲージ伝説
「バガテール」の伝来
「ウォールマシン」の誕生
「一銭パチンコ」の誕生
「パチンコタイプ菓子販売機」の誕生
昭和八年、大流行の「コリントゲーム」
鈴富商会の創業と全国展開
昭和六年、大阪に次ぎ金沢でパチンコ機生産が始まる
昭和一〇年過ぎ、日本製現存最古の「ピンボールマシン」
昭和一〇年頃「メタル式パチンコ」大陸進出
現存最古の「スマートボール」
パチンコ、第二の誕生
七・七禁令と企業整備令で、パチンコ地下に埋もれる
パチンコ再開、ねつ造正村ケージの始まり
武内国栄と長崎一男の確執
「正村ゲージ」は正村竹一の考案ではない
吉行淳之介、第一回パチンコ文化賞受賞
パチンコホールのオートメーション化
手打ち式パチンコの終焉
ミン・ジン・リー『PACHINKO』の時代

著者紹介

杉山 一夫 (スギヤマ カズオ)  
1950年、横須賀市生まれ。72年、同市在住の、若江漢字・栄〓夫妻に銅版画の手ほどきを受ける。以後独学で内外の国際展に出品。アンダーワールドの女性たちを描き、82年、日本版画協会奨励賞受賞。主な受賞歴に、91年、第3回ルブリン・マイダネク国際反戦芸術トリエンナーレ準大賞受賞など。大英博物館ほかに作品収蔵。神奈川国際版画アンデパンダン展委員、日本版画協会委員、かながわ版画振興会事務局長を経て、89年、昭和が消えるとともにパチンコのルーツ解明に挑む。2020年6月、パチンコ誕生博物館をオープンする。現在、日本版画協会、日本美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)