ウィーンに六段の調 戸田極子とブラームス
| 出版社名 | 中央公論新社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2021年6月 |
| ISBNコード |
978-4-12-005446-4
（4-12-005446-2） |
| 税込価格 | 1,980円 |
| 頁数・縦 | ２２２Ｐ ２０ｃｍ |
商品内容
| 要旨 |
岩倉具視の娘に生まれ、ブラームスに箏を弾じた「戸田伯爵夫人極子」の知られざる歴史。最後の大垣藩主・戸田氏共に嫁ぎ日本の西洋化や外交を支えた極子。明治期に海を渡った女子留学生たちの奮闘を背景に、戸田伯爵夫人の波瀾に満ちた生涯を鮮やかに描く。 |
|---|---|
| 目次 |
プロローグ “ウィーンに六段の調” |
出版社・メーカーコメント
岩倉具視の娘極子は、幕末維新期の動乱の中で育ち、旧大垣藩主戸田氏共と結婚。ダンスと英会話が得意な彼女は、鹿鳴館の名花とうたわれた。 夫がオーストリア・ハンガリー特別全権公使に任命され、ともにウィーンへ。戸田家の音楽教師ボクレットは極子の演奏する日本の楽曲を採譜し、出版。ブラームスはその楽譜を手に極子実演を聞き、楽譜に書き込みを行った。 極子は日本と西洋音楽の交流の一端を担った。また、彼女の縁戚に連なるヘーデンボルク兄弟が現在ウィーン・フィルに在籍するなど、興味深いエピソードも紹介。