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明治革命・性・文明 政治思想史の冒険

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-13-030178-7
4-13-030178-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 601,16P 20cm

商品内容

要旨

「革命」とセクシュアリティの政治思想史へ。わずか4隻の米国船の渡来をきっかけに徳川体制は動揺し、すみやかに崩壊した。何が起きたのか。大変動を生きた人々の、政治や人生をめぐる思いとは?そして、彼らにとって「男らしさ」「女らしさ」とは?常識を根底から覆す、驚きに満ちた冒険の書。

目次

1 「明治維新」とはいかなる革命か(「明治維新」論と福沢諭吉
アレクシ・ド・トクヴィルと三つの革命―フランス(一七八九年〜)・日本(一八六七年〜)・中国(一九一一年〜))
2 外交と道理(思想問題としての「開国」―日本の場合
「華夷」と「武威」―「朝鮮国」と「日本国」の相互認識)
3 「性」と権力(「夫婦有別」と「夫婦相和シ」
どんな「男」になるべきか―江戸と明治の「男性」理想像 ほか)
4 儒教と「文明」(「教」と陰謀―「国体」の一起源
競争と「文明」―日本の場合 ほか)
5 対話の試み(「聖人」は幸福か―善と幸福の関係について
対話 徂徠とルソー)

著者紹介

渡辺 浩 (ワタナベ ヒロシ)  
1946年横浜生れ。1969年東京大学法学部卒業。同助手、同助教授を経て、1983年東京大学法学部教授(〜2010年)。2010年法政大学法学部教授(〜2017年)。現在、東京大学名誉教授、法政大学名誉教授、日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)