• 本

食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

岩波ジュニア新書 937

出版社名 岩波書店
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-00-500937-4
4-00-500937-9
税込価格 902円
頁数・縦 181P 18cm

商品内容

要旨

なぜ、こんな世界になってしまったのか。気候危機とパンデミックをかかえて生きる人たちに、すべての問題の根底にある資本主義のカラクリを紹介。産業革命、世界恐慌、戦争、グローバリゼーションと「金融化」まで、食べものから世界経済の歴史を学べば、人も自然も壊さない「経世済民」が見えてくるだろうから。

目次

はじめに
序章 食べものから資本主義を学ぶとは
1章 農耕の始まりから近代世界システムの形成まで
2章 山積み小麦と失業者たち(世界恐慌から米国中心世界の成立まで)
3章 食べ過ぎの「デブの帝国」へ(戦後〜1970年代までの「資本主義の黄金時代」)
4章 世界の半分が飢えるのはなぜ?(植民地支配〜1970年代「南」の途上国では)
5章 日本における食と資本主義の歴史(19世紀の開国〜1970年代)
6章 中国のブタとグローバリゼーション(1970年代〜現在)
おわりに 気候危機とパンデミックの時代に経済の仕組みを考え直す

出版社・メーカーコメント

砂糖や小麦粉など身近な食べものから「資本主義」を解き明かす! 産業革命、世界恐慌、戦争、そしてグローバリゼーションと「金融化」まで、食べものを「商品」に変えた経済の歴史を紹介。気候危機とパンデミックを生き延びる「経世済民」を考え直すために。

著者紹介

平賀 緑 (ヒラガ ミドリ)  
京都橘大学経済学部准教授、立命館大学BKC社系研究機構客員協力研究員。広島出身。1994年に国際基督教大学卒業後、香港中文大学へ留学。香港と日本において新聞社、金融機関、有機農業関連企業などに勤めながら、「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」共同代表として、食・環境・開発問題に取り組む市民活動を企画運営した。2011年に大学院へ移り、ロンドン市立大学修士(食料栄養政策)、京都大学博士(経済学)を取得。植物油を中心に食料システムを政治経済学的アプローチから研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)