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リストラするくらいなら給与を下げて退職金を増やしなさい 資金確保のための社会保険料節約術

出版社名 中央経済社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-502-38541-4
4-502-38541-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 129P 21cm

商品内容

要旨

未曾有の危機が日本をそして世界を襲っています。多くの会社で、この危機をどう乗り越えればよいのかについて、議論がなされていると思います。その1つの手段としてリストラも検討されているかもしれません。しかし、筆者はリストラを肯定しません。その代案として考えたのが、「リストラするくらいなら給与を下げて退職金を増やしなさい」という一風変わった方策です。これは、「給与を下げる」ことで資金を確保し、当面の経営の安定を図り、同時に「退職金を増やす」ことで従業員の負担感を軽減しながら「社会保険料の節約」にもつなげようという方策です。給与を下げて、退職金を増やす(社会保険料を節約する)方策について、ストーリー仕立てで解説するとともに、2020年の年金制度見直しや副業、ジョブ型雇用などの最新の人事トピックをどのようにコロナ後の経営に活かすかという論点についても検討しました。

目次

リストラがやってきた!―人事部組替課プロジェクトのはじまり
まずは社会保険料のことを知っておこう―退職金と社会保険
社会保険料を減らして退職金を増やす―組替えのバリエーション
減らし方と増やし方―組替設計の具体案
減ると増えるをどのように説明するのか―組替実施に向けてのポイント整理
企業年金を利用してみる方策―組替案への追加オプション
年金制度の変化と人生100年時代―2020年年金制度の見直し
財務・会計の対応
公的年金制度
会社の退職金制度と年金制度はどうしてできたのか
副業
ジョブ型の退職金

著者紹介

山本 御稔 (ヤマモト ミトシ)  
コア・コム研究所取締役社長。1961年生まれ。同志社大学卒、シカゴ大学MBA、九州大学博士課程満期退学。ペンシルベニア大学ウォートン校年金・キャッシュマネジメントコース修了。信託銀行、外資系保険関連会社を経て、有限責任監査法人トーマツ(デロイト・トーマツ)にて年金、資産運用部門のパートナーとして勤務。2020年1月より現職
勝島 一 (カツシマ ハジメ)  
コア・コム研究所主席フェロー年金数理人。1966年生まれ。日本アクチュアリー会正会員。東京大学卒。信託銀行、有限責任監査法人トーマツ(デロイト・トーマツ)にて企業年金に関する数理計算業務および制度変更、M&A等におけるコンサルティング業務に従事後、2020年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)