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コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?

出版社名 幻冬舎
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-344-03816-5
4-344-03816-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 235P 19cm

商品内容

要旨

SDGsの先駆け・生命科学者の遺言。私たちは何を間違えてしまったのか?コロナ禍も東日本大震災も、想定外ではすまされない。遺伝子スイッチONで「つつしむ力」を全開せよ!

目次

1 私たちの地球はどこまで持続可能か
2 「コロナ」が教えてくれたこと
3 科学者は間違っていなかったか
4 遺伝子は「いのち」の謎に迫れるか
5 人類は遺伝子ONで進化する
6 人類が「生きる」ための「合い言葉」
7 Withコロナの危機の時代に日本人が果たす役割

出版社・メーカーコメント

文明の転換期に警笛を鳴らす小舟の一つとなることを目指した解説書。コロナ・科学・人新世などについて、各節を簡潔にまとめた「まとめ」の文とあわせてわかりやすく紹介【もくじ】1人間自身が招いた「新型危機」の時代現代文明の「モア・アンド・モア」が人類を滅亡させる「第六次大量絶滅時代」を招く「人新世」という時代「成長の限界」どころか「生存の限界」に向かう地球ほか2「コロナ」が教えてくれたこと二年前の危惧が現実化した新型ウイルスのパンデミックコロナ禍は「人新世」に乗じて爆発的に広がった人類と共生してきたウイルスの人知を超えた戦略ほか3科学者は間違っていなかったかコロナ禍も大災害も「想定外」では済まされない役に立たない科学が、じつは一番役に立つ「役に立つ科学」に偏ると人類の将来が危うくなる4遺伝子は「いのち」の謎に迫れるか生命や宇宙の研究にも求められる人間としての節度ゲーテが予言していた遺伝子操作の危険性遺伝子も酵素も生物の「部分」であり「全体」像に届かないほか5人類は遺伝子ONで進化する常識の歴史的転換を迫った一本で一万個のトマト崖っぷちに立つ人類も、変身できる可能性があるほか6人類が「生きる」ための「合い言葉」宇宙飛行士が感じ取った「生きている」地球の痛み「生きていること」の本質を示す自然界の高度な秩序地球は生きているほか7危機の時代に日本人がはたす役割受難の時代に求められる日本人の利他的遺伝子いくつもの歴史に明らかな日本人の利他的伝統危機状況でこそ発揮される日本人の日本人らしさおわりに  全体のまとめを兼ねて ?「コロナ」の暗号に隠された人類生存の知恵*「コロナ」が促した生き方の転換*新しい生き方のヒント「新3S」*西洋と東洋を結ぶ超合理≠フ考え方ほか

著者紹介

村上 和雄 (ムラカミ カズオ)  
1936年、奈良県生まれ。京都大学大学院博士課程を修了。米国オレゴン医科大学研究員、同バンダービルト大学医学部助教授を経て、78年、筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に取り組む。高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功、世界的な評価を得る。96年、日本学士院賞を受賞。筑波大学名誉教授。「利他的遺伝子」「サムシンググレート」の考え方を提唱、脚光を浴びる。2021年4月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)